お風呂掃除を楽にする方法|カビ取りを頑張るのをやめる

お風呂掃除を楽にする方法|カビ取りを頑張るのをやめる 時短家事

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お風呂掃除でいちばん嫌な作業は、たぶんカビ取りです。

中腰で、洗剤のにおいがきつくて、換気しながら、ゴムパッキンを何度もこする。それでも黒い点は残る。終わったころには腰が痛い。

お風呂掃除について書かれた記事を開くと、どれも「カビの取り方」を丁寧に教えてくれます。塩素系を使う、ラップで密閉する、時間を置く。正しいのですが、ひとつ引っかかります。

取る前提でいいのでしょうか。

カビ取りは、すでに負けた状態の後始末です。生えさせなければ、この作業はそもそも発生しません。この記事では、カビ取りを頑張らずに済ませる方法を整理します。

風呂掃除も、3つに分けると頻度が決まる

お風呂に対してやっていることを分けると、次の3つになります。

この「頻度は、汚れがつくスピードで決まる」という考え方は、ほかの水まわりでもそのまま使えます。トイレも同じで、汚れてから落とすのをやめると、こする掃除の回数そのものが下がります。手順はトイレ掃除の回数を減らす方法にまとめました。

  1. 防ぐ
  2. 水を切る
  3. 洗う
作業 頻度の目安 1回の手間 効果
① 防ぐ 2ヶ月に1回 ほぼゼロ 最大
② 水を切る 毎日 数十秒
③ 洗う 週1 数分

見ての通り、いちばん効くのに、いちばん手間がかからないのが①です。それなのに、多くの家でやられていません。2ヶ月に1回なので、存在を忘れてしまうからです。

そして、毎日やる必要があるのは②だけです。

①防ぐ|2ヶ月に1回で、カビ取りが消える

カビは、生えてから取るのが大変です。表面に付いた汚れと違って、根を張るからです。こすっても表面の色が薄くなるだけで、根が残っていればまた黒くなります。

だから、生える前に手を打ちます。

浴室で焚くタイプの防カビ剤です。レビューは213件・平均4.5。銀イオンの煙が浴室に広がり、黒カビの原因菌を除菌します。

この商品の要点は、煙が届く範囲です。 天井や換気扇の裏まで行き渡るとされています。ここが自分でやると大変な場所で、天井のカビを取るには脚立を出して、中腰で、上を向いて拭くことになります。その作業の出番が減るのが、いちばん大きいところです。

商品説明には「浴室まるごと99.999%除菌」とありますが、これには但し書きが付いています。「モデル試験方法:黒カビの原因菌を固定したFRP試験板を浴室内に設置し本品を使用」「すべての菌を除菌するわけではありません」 とされています。つまり試験環境での数値であって、どんな浴室でも必ずその通りになるという意味ではありません。数字だけを鵜呑みにせず、そういう性質のものだと理解して使うのが正しい距離感だと思います。

効果としては、防カビのほか、除菌、ピンク汚れ予防、ウイルス除去、消臭の5つが挙げられています(ウイルスについても「すべてのウイルスを取り除くわけではありません」との注記があります)。

使い方はシンプルです。浴室の広さにかかわらず、浴室1室に対して1回1個。 これを2ヶ月に1回。3個パックなので、しばらくもちます。ステンレス浴槽や大理石の浴室、ユニットバスでも使えるとされています。

なお、商品説明でも効果は「黒カビが生えにくくなる」という表現です。生えなくなるわけではありません。ただ、生えにくければカビ取り剤を使う場面が減り、その分だけ掃除の負担が軽くなります。

②水を切る|毎日やるのはこれだけ

カビの原因は、突き詰めればです。濡れている時間が長いほどカビは育ちます。

お風呂掃除の記事はよく「入浴後に熱いシャワーをかけて、水気を拭き取って、換気扇を回しましょう」と書いています。3つとも正しいのですが、毎日やるには重いと思います。特に「水気を拭き取る」は、タオルを持って壁と床を拭くことになり、しかもそのタオルを洗う家事が増えます。

現実的なのは、拭くのではなく切ることです。

浴室用ブラシと水切りワイパーの3点セットです。レビューは41件・平均4.17。セット内容は、ふわーとお風呂キーレーFM(本体)、そのスペアブラシ、お風呂用水切りワイパーの3つです。

水切りワイパーは、ブラシの柄に付け替えて使えます。 つまり、柄は1本のまま、先端を替えるだけで「洗う」と「水を切る」の両方ができます。道具が2本に増えないのが、この商品の実質的な価値です。

拭き幅は約20cmで、柄は伸縮式で全長61〜80cmです。壁の水を上から下へ落として、床の水を排水口へ送る。これだけなら数十秒で終わります。タオルも要らないので、洗濯物も増えません。

ひとつ注意があります。この商品には収納用の磁石が付いていません。 商品説明に明記されています。浴室の壁にくっつけて浮かせて収納するつもりで買うと、当てが外れます。磁石付きのタイプが別にあるので、浮かせたい場合はそちらを確認してください。

換気扇については、切るタイミングを考えるより、回しておくほうが手間がかかりません。「いつ切るか」という判断が1つ減ります。

ただし、同じ換気扇でも台所は逆で、回しっぱなしにすると冷房の冷気まで外へ出ていきます。夏の台所で換気と冷房のどちらを優先するかは、夏のキッチンを暑くしない調理法で整理しています。

③洗う|洗剤を増やさない

①と②ができていれば、③の負担は自然に軽くなります。カビが生えにくく、水垢もたまりにくい状態なら、洗うのは「軽い汚れを落とす」だけの作業になるからです。

水だけで落ちる範囲にしておく

②で紹介したセットに入っているブラシは、水だけで汚れをかき取るタイプです。網目状の糸が汚れをかき取る構造で、洗剤を使わずに掃除できるとされています。

対象素材は、FRP・プラスチック・ホーロー・人工大理石・ステンレス・タイル・木製。一般的な浴室であれば、たいていの面に使えます。ボリュームのあるブラシなので、清掃面を傷つけにくいという説明もあります。水切れがよく乾きが早いので、ブラシ自体が不潔になりにくいのも実用的です。

洗剤を使わない掃除の利点は、洗剤のボトルが1本減ることです。置き場所が減り、その下のぬめりも減ります。

バスタブは柄付きで、しゃがまない

バスタブを洗うとき、多くの人は浴槽のふちに手をついてしゃがんでいます。この姿勢が腰にきます。

柄付きのバススポンジと、取り替え用リフィルのセットです。レビューは202件・平均4.5。手あたりの良い長めの柄で、ラクな姿勢でバスタブが洗えるのが特徴です。

本体のサイズは約153×522×51mm、リフィルは約145×105×35mm。どちらも原産国は日本です。スポンジが古くなったら、リフィルだけ取り替えて柄は使い続けられます。

使用上の注意が2つあります。

耐熱温度は70℃なので、70℃以上のお湯では使わないでください。そして、塩素系漂白剤は使えません。カビ取り剤の多くは塩素系なので、このスポンジでカビ取りをするのは避けてください。

もっとも、この記事の方針は「カビ取りを頑張らない」なので、そもそもカビ取り剤の出番を減らす方向です。使い終わったらよくすすいで、水気を切って乾かしておけば長く使えます。

それでもカビが生えてしまったら

正直に書くと、すでに生えているカビは、一度は取る必要があります。予防は「これから生えるカビ」に効くもので、生えてしまったものを消してくれるわけではありません。

ただ、やる順番は決まっています。取ってから、防ぐ。この順番です。

先に①を始めても、既にあるカビはそのまま残ります。逆に、取るだけで終われば、また同じ時期に同じ場所へ生えてきます。毎年梅雨のたびに同じ作業を繰り返しているなら、それは「取る」で止まっているからです。

一度しっかり取って、そのあと①を続ける。そうすれば、次にカビ取りが必要になるまでの間隔は延びていきます。ゼロになるとまでは言えませんが、毎年の恒例行事ではなくなります。そう考えれば、今回の1回は投資として割に合います。

まとめ|カビ取りは、負けた後の作業

お風呂掃除を楽にする方法として、3分類の話をしました。

  • 風呂掃除は①防ぐ ②水を切る ③洗うの3つ。頻度はそれぞれ違う
  • ①防ぐは2ヶ月に1回。手間はほぼゼロなのに、いちばん効く。天井のカビ取りごと消える
  • 毎日やるのは②水を切るだけ。拭くのではなく切る。数十秒で終わる
  • ③洗うは、①②ができていれば軽くなる。洗剤を増やさない

カビ取りの手順を覚えるより、カビ取りが必要ない状態を作るほうが、結局は早く終わります。

まずは①を1回やってみてください。2ヶ月後の浴室が変わっていれば、それが答えです。お風呂以外も含めた掃除全体の軽くし方は、掃除を楽にする方法の記事にまとめています。

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