宅配ボックスの選び方|戸建て・賃貸で変わる設置方法と固定・防犯の判断基準

宅配ボックスの選び方|「戸建て・賃貸」と設置方法から考える 家電・便利グッズ

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宅配ボックスの選び方|戸建て・賃貸で変わる設置方法と固定・防犯の判断基準

通販の荷物を、留守でも受け取れる宅配ボックス。再配達を頼む手間がなくなり、玄関先で荷物を受け取れる安心感があります。でも「ポスト一体型」「据え置き型」など種類があり、戸建てか賃貸かでも選び方が変わるので迷いますよね。

そして情報を探すと、出てくるのは賃貸オーナーや管理会社向けの「何台入れるか」という話ばかり。自分の家に1台置きたいだけなのに、知りたいことが書かれていない、ということが起こりがちです。

この記事は、戸建てに住んでいる人と、賃貸に住んでいる人が、自分で1台選んで置くための記事です。結論から言うと、選び方の最初の分かれ道は住まいの種類そのものではなく、「そこにアンカーやワイヤーで固定できるかどうか」。ここが決まると、設置タイプも施錠方式も自然に絞れます。

設置タイプの違い、施錠方式、容量の逆算、戸建ての固定と防水、賃貸で置く前の確認手順まで、順番に見ていきます。

  1. そもそも再配達はいまどのくらい?宅配ボックスが効く場面
  2. 宅配ボックスの選び方は「戸建てか賃貸か」より先に固定できるかで決まる
    1. 戸建てなら固定できる、とは限らない
    2. 賃貸は固定の可否が契約と共用部の扱いで変わる
    3. 固定できる/できないで、選べるタイプはこう分かれる
  3. 設置タイプの違いを、戸建て・賃貸それぞれの向き不向きで見る
    1. ポスト一体型(スタンドポスト型)
    2. 据え置き型(ボックス単体)
    3. 壁掛け型・埋め込み型
    4. 折りたたみ型・バッグ型(簡易型)
    5. 4タイプの比較
  4. 宅配ボックスの施錠方式で選ぶ:機械式と電気式の分かれ道
    1. ダイヤル錠・南京錠タイプ
    2. ワンプッシュ施錠タイプ
    3. 電子錠・電気式
    4. 印鑑の受け渡しをどうするか
  5. 容量とサイズの選び方は、よく届く箱から逆算する
    1. 宅配便のサイズ表記の読み方
    2. 1日に何度も届く家は複数投函に対応しているか
    3. 外寸は通路を塞がないか
  6. 買う前に測る5項目チェックリスト
  7. 戸建ての宅配ボックスは、固定と防水で使い勝手が決まる
    1. アンカー固定とワイヤー固定
    2. 雨・直射日光・扉の開き方向
    3. 置き配との違いと、盗難への備え
  8. 賃貸で宅配ボックスを置くときの確認手順
    1. まず、置きたい場所が共用部かどうかを確かめる
    2. 管理会社・大家さんに確認するときの項目
    3. 原状回復の考え方を知っておく
    4. 固定できないときの代替
  9. 住まい別の代表モデル
  10. 筆者の判断基準:3つの質問で絞る
  11. よくある質問
    1. 賃貸のアパートでも宅配ボックスは置けますか
    2. 宅配ボックスに入れてもらえないことがあるのはなぜですか
    3. 暗証番号を忘れた、鍵が回らないときはどうしますか
    4. 宅配ボックスと置き配、どちらを使えばよいですか
    5. 戸建てなら大きいものを選んでおけば安心ですか
  12. まとめ:固定できるかを決めてから、容量と施錠方式を詰める
  13. 参照した公式情報(取得日:2026-09-07)

そもそも再配達はいまどのくらい?宅配ボックスが効く場面

国土交通省は、宅配便の再配達率を毎年4月と10月の年2回、サンプル調査で公表しています。同省が令和7年12月26日に発表した調査では、令和7年10月の再配達率は約8.3%でした。

地域差もあります。同じ発表では、都市部が9.5%、都市部近郊が7.7%、地方が6.7%と報告されています。都市部ほど再配達が起きやすい、という傾向です。

また国土交通省は、宅配ボックスや置き配、コンビニ受け取りなどを含む「多様な受取方法」の利用率を、2030年度までに50%程度へ引き上げる目標を掲げています(令和7年2月時点では25.6%)。宅配ボックスは、その受け皿のひとつという位置づけです。

自分の生活に引き寄せると、宅配ボックスが効くのは次のような場面です。

  • 平日の日中はほぼ家にいない
  • 在宅していても、子どもの寝かしつけや在宅勤務の会議中でインターホンに出られない
  • 日用品や飲料をまとめ買いしていて、荷物が重い・大きい
  • 配達時間を気にして予定を組むのが負担になっている

逆に、宅配ボックスを置いても解決しないこともあります。冷蔵・冷凍便、サインではなく本人確認が必要な荷物、宅配ボックスに入らない長尺物などは、対面での受け取りが必要です。ここは割り切って考えます。

買い物そのものの回数を減らす工夫も併せると効果が上がります。買い物の回数を減らす方法もあわせてどうぞ。

宅配ボックスの選び方は「戸建てか賃貸か」より先に固定できるかで決まる

多くの記事は「戸建てなら工事するタイプ、賃貸なら置くだけのタイプ」と住まいで切ります。ただ実際に選んでみると、この切り方だとうまくいかない場面が出てきます。

宅配ボックスは、荷物ごと持ち去られるリスクがある設備です。だから本体を動かせないようにする=固定できるかどうかが、選べる範囲を最初に決めます。住まいの種類は、その固定ができるかどうかを左右する条件のひとつにすぎません。

戸建てなら固定できる、とは限らない

戸建てで持ち家なら、原則としてアンカーボルトで土間コンクリートに打ち込む、ポールを建てる、壁にビス留めするといった固定ができます。ここが戸建ての強みです。

ただし例外もあります。玄関前がタイル貼りで下地を傷めたくない、駐車場と兼用で車の動線にかかる、外構の保証期間中で穴あけを避けたい、といったケースでは、アンカー固定を選べません。その場合は戸建てでも「置くだけ+ワイヤー固定」で考えることになります。

賃貸は固定の可否が契約と共用部の扱いで変わる

賃貸のアパート・マンションでは、玄関ドアの外側、玄関ポーチ、共用廊下は多くの場合、専有部分ではなく共用部分です。共用部分に物を置くこと自体が管理規約で制限されていることもあり、勝手にアンカーを打つ・壁にビスを打つのは基本的にできません。

一戸建ての賃貸なら敷地内に置けることが多いものの、地面や壁に手を加えるなら貸主の承諾が要ります。いずれにせよ、賃貸は「置けるか」「固定できるか」を先に確認してから商品を選ぶのが正しい順番です(確認手順は後半で詳しく扱います)。

固定できる/できないで、選べるタイプはこう分かれる

固定の可否 向いている設置タイプ 主な条件
アンカーやビスで固定できる ポスト一体型(スタンド型)・据え置き型・壁掛け型・埋め込み型 持ち家の戸建て、または貸主の承諾がある戸建て賃貸
固定はできないが物は置ける 据え置き型(重量のあるもの)・折りたたみ型 ワイヤーで手すりや柱にくくり付けられる。共用部の使用が認められている
置くこと自体が難しい 玄関内で使う簡易型、または宅配ボックス以外の受け取り方法 共用廊下が狭い、管理規約で私物設置が不可

この表の行が決まれば、あとは容量と施錠方式を詰めるだけです。

設置タイプの違いを、戸建て・賃貸それぞれの向き不向きで見る

設置のしかたで、宅配ボックスは大きく次のように分かれます。

ポスト一体型(スタンドポスト型)

郵便ポストと宅配ボックスが1台にまとまったタイプです。郵便物と宅配荷物を別々のスペースで受け取れるので、玄関まわりに置く物が1つで済みます。

  • 向いている人: 戸建てで、ポストの新設・買い替えと同時に検討している人
  • 注意点: 本体が大きく、設置にはポールを建てるかアンカー固定が前提になることが多い。賃貸では基本的に選べない

据え置き型(ボックス単体)

玄関先に置くだけのタイプです。工事なしで使い始められ、付属のアンカーやワイヤーで固定できる製品も多くあります。宅配ボックスの中では選択肢がいちばん広い形です。

  • 向いている人: 戸建てで手軽に始めたい人、共用部への設置が認められている賃貸の人
  • 注意点: 軽い製品は本体ごと持ち去られる懸念がある。固定手段が付属しているかを必ず確認する

壁掛け型・埋め込み型

壁に取り付ける、または門柱・外壁に埋め込むタイプです。通路を塞がず、見た目もすっきりします。埋め込み型には、外から入れて内側から取り出せる構造の製品もあります。

  • 向いている人: 新築・外構リフォームと同時に検討している戸建ての人
  • 注意点: 壁の下地や構造の確認が要る。賃貸では不可。あとから位置を変えにくい

折りたたみ型・バッグ型(簡易型)

使わないときは畳めるタイプ、布製のバッグを玄関先に吊るすタイプです。もっとも導入のハードルが低く、価格も抑えられます。

  • 向いている人: まず試したい人、共用廊下の幅に余裕がない賃貸の人
  • 注意点: 容量が小さく、雨や刃物によるいたずらには弱い。届く荷物が小さめの家向き

4タイプの比較

設置タイプ 工事 戸建て 賃貸 容量の傾向
ポスト一体型 必要なことが多い 向く 不向き 中〜大
据え置き型 不要(固定は推奨) 向く 条件つきで可 中〜大
壁掛け型・埋め込み型 必要 向く 不可 小〜中
折りたたみ型・バッグ型 不要 補助的に 向く

宅配ボックスの施錠方式で選ぶ:機械式と電気式の分かれ道

固定の次に効いてくるのが、鍵のしくみです。ここは配達する人の使いやすさにも直結します。

ダイヤル錠・南京錠タイプ

配達員が荷物を入れて扉を閉め、ダイヤルを回して施錠する方式です。電源が不要で、価格も抑えられます。受け取る側は、自分で設定した暗証番号で開けます。

暗証番号を家族全員が覚えておく必要がある点、番号を変えるのを忘れると防犯性が下がる点には注意します。

ワンプッシュ施錠タイプ

配達員が荷物を入れてボタンを押すだけで施錠が完了する方式です。配達側の操作が少ないほど「使ってもらえない」ことが減るので、実用上のメリットは大きい方式です。

電子錠・電気式

暗証番号のパネルやカード、スマートフォン連携で解錠する方式です。配達通知が届く、履歴が残る、使い捨ての番号を発行できるなど機能は豊富ですが、電源の確保が必要で、価格も上がります。

戸建てで長く使う前提なら候補に入りますが、賃貸で電源工事を伴うものは現実的ではありません。

印鑑の受け渡しをどうするか

配達票への押印が必要な荷物のために、扉の内側に印鑑を収納できる製品があります。押印が不要な運用も増えていますが、収納スペースがあると取りこぼしが減ります。

このほか、保冷機能や自動捺印機能を備えた製品もあります。ただし機能が増えるほど本体は大きく高価になるため、自分の家に本当に届く荷物を思い浮かべて要否を決めます。

容量とサイズの選び方は、よく届く箱から逆算する

容量は「大きければ安心」と考えがちですが、大きい本体は玄関まわりを圧迫します。よく届く荷物から逆算するのが確実です。

宅配便のサイズ表記の読み方

宅配便の60サイズ80サイズ100サイズという表記は、荷物の縦・横・高さを足した合計のセンチ数です。100サイズなら3辺の合計が100cm以内、ということです。

手元にある最近の箱を測ってみると、自分の家に届く荷物の傾向がすぐ分かります。

よく届く荷物 目安のサイズ表記 必要な内寸の考え方
書籍・小物・衣類1点 60サイズ前後 小容量で足りる
日用品のまとめ買い、飲料の箱 80〜100サイズ 中〜大容量。高さに余裕を
米、ケース買いの飲料、家電 100サイズ超 大容量。入らない前提で対面受け取りも想定

1日に何度も届く家は複数投函に対応しているか

通販を複数のショップで使っていると、同じ日に別の便が来ることがあります。1回入れると次が入らない構造だと、2件目は結局持ち帰りになります。上の投入口から繰り返し入れられる構造や、庫内を仕切って複数受け取れる構造の製品を選ぶと、この取りこぼしが減ります。

外寸は通路を塞がないか

内寸と同じくらい大事なのが外寸です。玄関ドアの開閉、門扉の軌道、人が通る幅を邪魔しないかを、置く前に確認します。とくに賃貸の共用廊下は、避難経路として一定の幅を確保する必要があるため、通路を狭めるような置き方はできません。

買う前に測る5項目チェックリスト

上位に出てくる記事はサイズについて「荷物に合わせて」で終わりがちですが、実際に失敗するのは採寸不足です。買う前に、次の5つをメジャーで測っておきます。

  1. 置き場所の幅と奥行き(cm):本体の外寸がここに収まるか
  2. 玄関扉・門扉の開閉軌道:扉が当たらないか、開けた扉が本体に触れないか
  3. 上方と前方のクリアランス:フタが上に開くのか手前に開くのかで、必要な余白が変わる
  4. 通路として残す幅:人と荷物が通れるか。賃貸の共用廊下は特に慎重に
  5. よく届く箱の3辺合計(cm):直近3回ぶんを測れば十分に傾向が出る

この5つを控えてから商品ページの寸法欄を見ると、「思ったより大きかった」「フタが開かなかった」という買い直しがほぼ防げます。

戸建ての宅配ボックスは、固定と防水で使い勝手が決まる

戸建てで屋外に置く場合、長く使えるかどうかは固定と雨対策でほぼ決まります。

アンカー固定とワイヤー固定

アンカー固定は、土間コンクリートなどに穴を開けてボルトで留める方法です。もっとも確実で、転倒防止にもなります。穴を開けたくない場合は、柱・手すり・門扉などにワイヤーを回して南京錠でくくり付ける方法をとります。

固定手段が製品に付属しているか、別途用意するのかは購入前に確認しておきます。固定していない宅配ボックスは、中身ごと持ち去られる可能性があるためです。

雨・直射日光・扉の開き方向

屋外設置なら防水性は必須です。加えて、扉の合わせ目から雨が入りにくい構造か、屋根や庇の下に置けるかも見ます。直射日光が当たり続ける場所は、樹脂部分の劣化が早くなります。

扉の開き方向は見落としがちなポイントです。壁際に置くと開かない、という事態を避けるため、左右どちら側にヒンジがあるかを確認します。

置き配との違いと、盗難への備え

宅配ボックスと置き配は、似ているようで別物です。置き配は玄関前などに荷物をそのまま置く方法で、鍵はかかりません。

国民生活センターは2025年11月20日の見守り情報で、置き配について誤配や盗難のリスクがあるとして注意を呼びかけています。配達完了の通知が届いて写真も添付されていたのに、1時間以内に取りに行ったら荷物が無かったという事例が紹介されています。同センターは次の点を挙げています。

  • 注文前に、置き配が初期設定になっていないかを確認する
  • 利用規約を読み、誤配や盗難があった場合の補償の有無と連絡先を把握しておく
  • 配達完了の通知を受けたら、早めに引き取る

宅配ボックスは、この「鍵がかからない」という置き配の弱点を、施錠と固定で埋める設備です。だからこそ、施錠方式と固定手段を妥協しないことが、そのまま防犯対策になります。

賃貸で宅配ボックスを置くときの確認手順

ここが、上位の記事がほとんど触れていない部分です。賃貸に住んでいる人が自分で1台置く場合、商品を選ぶ前に踏む手順があります。

まず、置きたい場所が共用部かどうかを確かめる

分譲・賃貸を問わず、集合住宅では玄関ドアの外側から先は共用部分として扱われるのが一般的です。玄関ポーチ、共用廊下、階段まわりがこれにあたります。共用部分は住人全員で使う場所なので、私物を置くには管理側の了解が要ります。

戸建て賃貸の場合は敷地内に置けることが多いものの、地面や外壁に手を加えるなら貸主の承諾が必要です。

管理会社・大家さんに確認するときの項目

問い合わせるときは、次の項目をまとめて聞くとやり取りが1往復で済みます。

  • 玄関前(またはポーチ・敷地内)に宅配ボックスを置いてよいか
  • 置いてよい場合、大きさや設置位置に条件はあるか
  • 床や壁にアンカー・ビスで固定してよいか。不可なら固定の代替手段は認められるか
  • 退去時にどう戻せばよいか(撤去のみでよいか、跡の補修が必要か)
  • 管理規約や使用細則に、私物設置に関する定めがあるか

口頭だけでなく、メールなど記録の残る形でやり取りしておくと、あとで担当者が代わっても説明がつきます。

原状回復の考え方を知っておく

退去時の負担が気になる場合は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の考え方が参考になります。同ガイドラインでは、原状回復とは入居時の状態に戻すことではないとされ、経年変化や通常の使用による損耗の修繕費用は賃料に含まれるものとして整理されています。

一方で、ガイドライン自体に法的拘束力は無く、すでに結ばれている契約については契約内容に沿った取り扱いが原則とされています。つまり、まず自分の賃貸借契約書と管理規約を読み、そのうえで判断するのが順序です。ビスを打つといった手を加える行為は、承諾なしに行えば通常の使用を超える損耗とみなされる可能性があります。

固定できないときの代替

固定が認められない場合でも、打てる手はあります。

  • 本体重量のある据え置き型を選び、動かしにくくする
  • 手すりや柱にワイヤーを回して南京錠でくくり付ける(床や壁に穴を開けない)
  • 中に重りを置ける構造の製品を選ぶ
  • 折りたたみ型・バッグ型にして、使うときだけ出す
  • 宅配ボックスの設置自体が難しければ、コンビニ受け取りや駅などの宅配ロッカーを併用する

住まい別の代表モデル

ここでは、設置タイプの違う3つを紹介します。前半の「固定できるか」で自分の行が決まっていれば、選ぶ範囲はもう絞れているはずです。

戸建てで、ポストとまとめて玄関まわりを整えるなら、ポスト一体型。

こちらは、郵便ポストと宅配ボックスが一体になった戸建て用のモデルです。ダイヤルロック付きで、郵便物と宅配荷物を別のスペースで受け取れます。レビュー件数がとても多く、戸建てでポストと受け取りをまとめたい人に選ばれてきた定番です。

大きな荷物や、1日に複数回の配達を受け取るなら、据え置きの大容量タイプ。

こちらは、据え置き型の大容量宅配ボックスです。防水仕様で、屋外に置いても荷物が濡れにくい設計。上部の投函口から複数回入れられる構造で、まとめ買いや大きな荷物が多い家庭に向いています。

賃貸や、まず手軽に試すなら、ワンプッシュ施錠の据え置き型。

こちらは、ワンプッシュ施錠の据え置き型宅配ボックスです。玄関先に置くだけで使え、配達側の操作が少ないのが利点。固定用のアンカーと、盗難防止金具にワイヤーを通す仕様が備わっているので、固定の可否に応じて使い分けられます。設置の可否は事前に管理会社へ確認してください。

筆者の判断基準:3つの質問で絞る

迷ったときは、この順番で質問に答えていくと1つに決まります。順番を入れ替えないのがコツです。

質問1:その場所に、アンカーやビスで固定できますか。
できる(持ち家の戸建て、または承諾済みの戸建て賃貸)→ ポスト一体型・据え置き型・壁掛け型のすべてが候補。
できない → 据え置き型か折りたたみ型に絞り、ワイヤー固定できる製品だけを見る。
そもそも置いてよいか不明 → 商品を見る前に管理会社へ確認する。

質問2:置く場所に屋根や庇はありますか。
ある → 防水性の要求は下がり、選べる範囲が広がる。
ない → 完全防水をうたう製品に絞り、扉の合わせ目の構造と直射日光の当たり方を確認する。

質問3:直近3回の荷物は、3辺の合計で何センチでしたか。
おおむね60サイズまで → 小容量で足り、玄関まわりも圧迫しない。
80〜100サイズが中心 → 中〜大容量。複数投函に対応しているかも見る。
100サイズを超えるものが多い → 大容量を選びつつ、入らない荷物は対面で受け取る前提を持つ。

この3問で決めると、機能表を端から比較する時間がほぼゼロになります。逆に、質問1を飛ばして容量やデザインから入ると、「気に入ったのに固定できない」という手戻りが起きます。

よくある質問

賃貸のアパートでも宅配ボックスは置けますか

置ける場合と置けない場合があります。玄関前や共用廊下は共用部分として扱われることが多く、管理規約や使用細則で私物の設置が制限されていることがあるためです。商品を選ぶ前に、管理会社か大家さんに設置の可否・大きさの条件・固定方法を確認してください。

宅配ボックスに入れてもらえないことがあるのはなぜですか

冷蔵・冷凍便、本人確認が必要な荷物、代金引換、宅配ボックスに入らないサイズの荷物は、対面での受け取りが必要です。また、ボックスが満杯だった、施錠方法が分かりにくかった、といった理由で持ち帰りになることもあります。使い方の説明を配達員が見える位置に貼っておくと、取りこぼしが減ります。

暗証番号を忘れた、鍵が回らないときはどうしますか

多くの製品には非常解錠キーが付属しています。購入時に付属品の場所を家族と共有し、屋外の本体内には保管しないようにします。ダイヤルが回りにくい場合は、砂や埃、凍結が原因のこともあります。取扱説明書の連絡先を控えておくと、部品交換の相談がしやすくなります。

宅配ボックスと置き配、どちらを使えばよいですか

鍵がかかるぶん、宅配ボックスのほうが盗難や雨のリスクは下がります。国民生活センターも、置き配には誤配や盗難のリスクがあるとして、補償の有無や連絡先を事前に把握し、配達完了の通知が来たら早めに引き取るよう呼びかけています。置き配を使う場合も、この点は変わりません。

戸建てなら大きいものを選んでおけば安心ですか

大きいほど設置スペースを取り、玄関まわりの動線を狭めます。前述の採寸5項目で置き場所と通路の幅を確認したうえで、直近の荷物サイズから必要な容量を決めるほうが、結果的に使いやすくなります。

まとめ:固定できるかを決めてから、容量と施錠方式を詰める

宅配ボックスの選び方は、次の順番で考えると迷いません。

  1. 固定できるか:戸建てでもタイル貼りなら打てないことがあり、賃貸は共用部の扱いと契約しだい。ここで候補が決まる
  2. 設置タイプ:ポスト一体型・据え置き型・壁掛け型/埋め込み型・折りたたみ型から、1で決まった範囲で選ぶ
  3. 施錠方式:ダイヤル錠・ワンプッシュ施錠・電子錠。配達側の操作が少ないほど使ってもらえる
  4. 容量とサイズ:よく届く箱の3辺合計から逆算し、外寸が通路を塞がないかも確認する
  5. 防水と防犯:屋外なら防水性、そして固定手段。置き配の弱点を埋めるのが宅配ボックスの役目

賃貸の人は、商品を選ぶ前に管理会社へ確認するところから。戸建ての人は、置き場所と扉の軌道を測るところから。そこさえ押さえれば、再配達を待つ時間から解放される一台が選べます。

参照した公式情報(取得日:2026-09-07)

※価格やレビューは記事作成時点の情報です。最新の内容は各商品ページでご確認ください。設置の可否や管理規約の内容は物件ごとに異なります。実際の判断は、お住まいの契約書・管理規約と管理会社への確認によってください。

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