家事をしない仕組みづくり|やめた家事が戻ってくる理由から

家事をしない仕組みづくり|やめた家事が戻ってくる理由から 暮らしの仕組み化

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「家事をしない仕組み」を調べると、手放す、外注する、ルーティン化する、と出てきます。

でも、ルーティン化とは毎日同じ時間にやることです。日曜にシーツを替える、朝に掃除機をかける。それは立派な習慣ですが、やる仕組みです。しない仕組みとは、逆の方向を向いています。

そして、多くの人が経験しているはずです。掃除を減らそうと決めても、3日で元に戻る

この記事は、その「なぜ戻るのか」から始めます。理由がわかると、戻ってこない形が見えてきます。

やめた家事が戻ってくるのは、原因が残っているから

掃除を減らそうと決めます。最初の数日は、たしかに減ります。でも、しばらくすると元どおりです。

意志が弱いからではありません。理由は、もっと単純です。

やめたのは掃除であって、汚れる原因ではないからです。

汚れは、あなたの決意とは無関係に発生し続けます。油は飛ぶし、髪の毛は落ちるし、水は跳ねます。原因がそのまま残っているのだから、掃除という家事は、必ず戻ってきます。

つまり、「やめる」を意志で維持するというのは、発生し続ける原因に、逆らい続けるということです。逆らっている間はいいのですが、疲れた日に、ふっと切れます。そして元に戻ります。

だとすれば、やるべきことは1つです。

しない仕組みとは、原因のほうを消すことです。

家事を我慢するのではありません。家事が発生しない状態を、先に作っておくのです。

「やる時間を決める」の逆をやる

一般的な「仕組み化」は、やる時間を決めることを指します。日曜にシーツ、土曜にまとめ買い。いつやるかを固定して、迷わないようにする。これは時間の使い方の話で、それ自体は有効です(その方向は家事を楽にする4ステップの記事で扱っています)。

ただ、この記事の仕組み化は、逆を向きます。

やる時間を決めるのではなく、やること自体を消します。

消し方は、3つあります。

  1. 手入れが必要な物を、手入れが要らない物に替える
  2. 汚れる場所に、汚れを受ける物を先に置く
  3. 「元に戻す」を、置きっぱなしで成立する形に変える

そして、3つに共通する条件があります。意志をゼロにすること。 頑張らなくても勝手に成立する形だけを、しない仕組みと呼びます。順番に見ていきます。

消し方1|手入れごと、消す

物には、2種類あります。使うたびに手入れが必要な物と、手入れが要らない物です。

同じ用途の物でも、選び方でどちらにもなります。そして、手入れが要らないほうに替えると、その手入れという家事が丸ごと消えます。 手早くやる、ではありません。ゼロになります。

詰め替えを、やめる

詰め替えパックに直接取り付けて、逆さに吊り下げて使う道具です。レビューは55件・平均4.65。日本製です。

詰め替えるという家事が、消えます。 パックのまま最後まで使い切るので、ボトルに移し替える作業が発生しません。

この記事の文脈で効くのは、その先です。 商品説明によると、ボトルを使わないので、ボトルのぬめりやカビを掃除する手間も省け、床掃除や棚掃除も素早くできるとされています。詰め替えをやめると、ボトルの掃除もついでに消える、ということです。

金属加工の逆止弁という仕組みで、中身が空気に触れにくくなっています。商品説明では、これにより雑菌が繁殖しにくく、酸化による劣化を防ぐ、と説明されています。ワンプッシュで、片手で必要な量を出せます。

スペックは、フックが約幅4.1×高さ7.4×奥行3.4cm、チューブが約幅5.1×高さ9.6×奥行3.5cm。抽出量は3〜4ml、耐荷重は5〜6kgです。材質はABS樹脂とエラストマー樹脂です。

ひとつ、使い方に手順があります。 買ってすぐ吊るせるわけではありません。商品説明によると、まず詰め替えパックの注ぎ口を12〜20mmカットし、レバーを全開にしてポンプの先端をパックの奥まで差し込む、という取り付けが必要です。ここだけ、最初に少し手間がかかります。

洗うマットを、拭くマットに替える

拭けるタイプのキッチンマットです。レビューは4,176件・平均4.59。素材はPVC、厚さは1.5mmです。

布のキッチンマットには、洗濯という工程がついてきます。 油や水が染みたら、洗って干す。拭けるマットには、その工程がそもそもありません。

商品説明によると、布では落ちない液体の汚れも、サッと一拭きで落とせます。耐熱温度は85℃までで、床暖房の上でも使えます。半透明なので、床の色を大きく変えずに敷けます。

PVCのマットにありがちな巻きぐせも、比較的でにくい素材が使われている、と説明されています。四隅に本を置いて伸ばす、といった手間が要りません(あくまで「比較的」なので、まったく出ないわけではありません)。1年間のメーカー保証が付きます。サイズは240cm、270cm、180cmなど複数あるので、台所の寸法に合わせて選んでください。

洗うバスマットを、洗わないバスマットに替える

珪藻土のバスマットです。レビューは29,428件・平均4.59。日本製です。

布のバスマットは、家族が使うたびに湿ります。 だから毎日、あるいは数日に一度、洗って干します。珪藻土のバスマットは、吸った水分が自然に乾くので、敷いたまま乾きます。洗って干すという家事が、日常から消えます。

材質は国産の珪藻土、消石灰、パルプ繊維などです。サイズはレギュラーが約42.5×57.5cm・厚さ9mm、ラウンドが約34×57.5cm。重量は約1.8kgです。入数は1枚から4枚セットまであります。気にする方が多い点として、発売開始以来アスベスト(石綿)は一切使用していないと明記されています。

ただし、知っておいてほしいことがあります。 これは天然の珪藻土を成分としているため、色ムラや、白・茶・黒などが出ることがあります。 工業製品のように、すべてが同じ見た目になるわけではありません。均一なきれいさを期待すると、届いたときに戸惑うかもしれません。天然素材の性質だと理解して選ぶのが安全です。

消し方2|汚れる前に、受け皿を置く

コンロの周り、洗面台、トイレの床。汚れるとわかっている場所が、家にはあります。

そこを毎回きれいにするのが、掃除という家事です。でも、順番を変えられます。

汚れを受ける物を先に置いておけば、掃除は「受け皿を替える」に変わります。

さきほどの拭けるマットも、この考え方です。床が汚れてから拭くのではなく、床が汚れる前に、汚れを受ける面を敷いておく。 汚れるのを止めるのではありません。汚れが本体(床そのもの)に届かないようにしておくのです。本体を掃除するより、受け皿を拭くほうが、ずっと軽い作業です。

消し方3|「戻す」を、置きっぱなしで成立させる

家事の多くは、「元に戻す」という形をしています。使った物を、あった場所に返す。この往復が、地味に効いてきます。

しない仕組みは、そもそも戻す必要がない配置にします。

詰め替えそのままも、これです。吊るしっぱなしで使うので、詰め替えるという「戻す」作業が発生しません。 使ったら、そこにある。それだけです。

使う場所に物を置いておく話は、家事動線の考え方と地続きです。戻す作業をなくすというのは、動線をゼロにするということでもあります。

意志は、仕組みに入れない

ここまでの3つに、共通点があります。どれも、頑張らなくても成立します。

「毎日拭きましょう」「こまめに手入れを」。よく見かける言葉ですが、これは意志を仕組みに入れています。 そして意志は、疲れた日に切れます。切れた瞬間、その仕組みは止まります。

切れても成立する形だけが、しない仕組みです。

やる気が出ない日にどうするか、という話は、それ自体で大きなテーマなのでやる気が出ない対策の記事に譲ります。ただ、この記事が目指しているのは、その手前です。そもそも、やる気を必要としない状態を作っておく。そうすれば、気力が落ちている日でも、家事は勝手に回っています。

まとめ|しない仕組みとは、原因を消すこと

家事をしない仕組みづくりとして、やめた家事がなぜ戻るのかから入りました。

  • やめた家事が戻るのは、原因が残っているから。やめたのは家事であって、原因ではない
  • しない仕組みは、やる時間を決めることの逆。やること自体を消す
  • 消し方は3つ。手入れごと消す/汚れる前に受け皿を置く/戻す必要をなくす
  • 全部に共通するのは、意志を入れないこと。切れても成立する形だけが仕組み

まず1つだけ、毎日手入れをしている物を、手入れの要らない物に替えてみてください。 その手入れは、明日から消えます。

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