家事が楽になる便利グッズ|買うと家事が増えるグッズもあります

家事が楽になる便利グッズ|買うと家事が増えるグッズもあります 家電・便利グッズ

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便利グッズは、たぶん一度は買ったことがあると思います。そして、そのうちのいくつかは今、引き出しの奥で眠っているのではないでしょうか。

「家事が楽になるグッズ18選」のような記事を読んで、良さそうなものを選んで、届いて、何回か使って、それきり。この流れに心当たりがあるなら、悪いのはあなたではありません。

便利グッズには、家事を減らす物と、家事を増やす物があります。 そして、その見分け方を書いている記事が、ほとんどないのです。

この記事では、便利グッズが死蔵される理由を整理したうえで、買っていいグッズの条件を3つに絞ります。そして、その条件を満たす物を3つだけ挙げます。

便利グッズが死蔵される理由

買ったグッズを使わなくなるのは、飽きたからでも、意志が弱いからでもありません。そのグッズが、家事を増やしていたからです。

グッズ自体の手入れが、新しい家事になっている

いちばん多いのがこれです。

細かいパーツを外して洗う必要がある。専用の洗剤が要る。使ったあと乾かす場所が要る。こうしたグッズは、たしかに元の家事を短くしてくれます。でもその代わりに、そのグッズの手入れという家事が増えています

家事が減ったのではなく、入れ替わっただけです。しかも新しく増えたほうは、慣れていないぶん面倒に感じます。だから使わなくなります。

しまう場所が要る

2つ目は、置き場所の問題です。

戸棚の奥にしまってあるグッズは、使うたびに取り出す必要があります。取り出すのが面倒だから使わない。使わないのに場所は取っている。

これは掃除道具でも同じことが起きます。しまうと、使わなくなります。 出しっぱなしにできないグッズは、買った時点で死蔵が決まっているようなものです。

今ある物に「足して」いる

3つ目は、いちばん見落とされやすい話です。

便利グッズを買っても、元々使っていた物を捨てていないことがあります。新しい水切りかごを買ったのに、古いのもまだシンク下にある。この場合、家の中の物が1つ増えただけです。

物が増えれば、置き場所が要ります。置き場所が要れば、片付けの対象が増えます。家事を減らすために買った物が、片付けという家事を増やしています。

買っていい便利グッズの3条件

死蔵の理由を裏返すと、買っていいグッズの条件になります。

条件 買う前に自分に聞く質問 満たさないとどうなるか
(1) 家事を1つ消す このグッズ自体の手入れは要るか? 家事が入れ替わるだけで、減らない
(2) 出しっぱなしにできる 見えていて気にならないか? 面倒で使わなくなる
(3) 今ある物を置き換える 何かを1つ捨てられるか? 物が増えて、片付けが増える

3つとも「はい」なら買っていい。1つでも「いいえ」があるなら、たぶん引き出しの奥に行きます。

そして、この3つを同時に満たしやすい形が1つあります。

浮かせることです。

床や台に置かなければ、その下を掃除する必要がなくなります(条件1)。壁や鏡に付いていれば、しまう必要がありません(条件2)。そして、今まで置いてあった物の代わりになります(条件3)。

3条件を満たすグッズを、3つだけ

18個は挙げません。3条件を全部満たす物は、実はそんなに多くないからです。

数を絞ったほうが、買ったあと本当に使われる確率は上がります。

コップを置くのをやめる

洗面台のコップは、たいてい底がぬめります。水が溜まるからです。そして、コップの下の洗面台も水垢になります。

置かなければ、この2つの掃除が両方なくなります。

鏡に貼るフィルムフックで、マグネット式のタンブラーを浮かせる商品です。レビューは2,490件・平均4.68。

タンブラー単体のサイズは約7×7×9.5cm、内容量は200mL、重量は約65gです。フィルムフックのサイズは約幅7×奥行5.5×高さ7cm。耐熱はタンブラーが90℃、フィルムフックが60℃で、耐冷は-40℃です。

なお、この商品ページには歯ブラシホルダーとタンブラーが一体になったタイプも並んでいます(本体 幅7×奥行12×高さ10.4cm)。歯ブラシ立ても一緒に浮かせたい場合はそちらになるので、選択肢を確認してから購入してください。

3条件で見ると、こうなります。手入れはコップを洗うだけで元と変わらず(条件1)、鏡に付いているので出しっぱなしが前提(条件2)、今使っているコップと入れ替える(条件3)。

排水口のゴミ受けを取り替える

排水口のゴミ受けは、ほとんどの家に既に付いています。だから「買い足す」のではなく「取り替える」ができます。条件3を最初から満たしている、数少ないジャンルです。

ステンレス製の排水口ゴミ受けです。レビューは2,980件・平均4.49。商品の説明によると、水流でゴミが集まる構造で、ゴミが通りにくく、ズレにくく、角度が調整できるとされています。ハート型のつまみが付いていて、そこを持ってゴミを捨てられます。素材はステンレスで、汚れやサビに強いのが特徴です。

サイズは2種類あります。

S(洗面台用) L(お風呂用)
サイズ 外径約5.2cm×高さ1.3cm(内径 約3.4cm) 外径約10.2cm×高さ2cm(内径 約7.5cm)
重量 約10g 約29g
適用 洗面台等の排水口 ユニットバス等の排水口

どちらのサイズがいくらになるかは、商品ページで選択肢を確認してください。ご自宅の排水口の径を測ってから選ぶと確実です。

ドライヤーを置くのをやめる

洗面所でいちばん場所を取っているのは、たぶんドライヤーです。コードが絡まり、置き場所を占領し、その下にホコリが溜まります。

ドライヤーを壁に浮かせて収納するホルダーです。レビューは1,328件・平均4.7。外寸は約幅160×奥行き93×高さ118mm、重さは約410g、素材はスチール(粉体塗装)です。

設置は付属の石こうボード壁専用ピン、または木ネジで行います。壁の材質に合わせて選べます。設置する場所や利き手に合わせて、ドライヤーを左右どちら向きにも収納できます。コードはフックに掛けてひとまとめにできるので、絡まりません。旅行用の小型サイズも収納できます。

購入前に確認したいのは耐荷重です。 約1.5kgとされていますが、商品説明には「衝撃をゼロとした場合の静止耐荷重です」という注記が添えられています。つまり、掛けたり外したりする動作の負荷は含まれていない数値です。手持ちのドライヤーの重量を確認したうえで、余裕を持って使うのが安全です。

「浮かせる」の落とし穴

3条件を満たしやすいのが浮かせる形だ、と書きました。ただし、正直に言っておくべき注意点があります。

浮かせるには、たいてい壁か鏡に何かを付ける必要があります。

賃貸の場合、ここが引っかかります。石こうボード用のピンは画鋲より細いとはいえ穴は開きますし、木ネジならはっきりした穴になります。粘着タイプやフィルムフックも、剥がすときに跡が残ることがあります。退去時の原状回復でどう扱われるかは、契約と物件によって変わります。

跡の残りにくい順に並べると、こうなります。

  1. マグネット式 — 洗濯機や冷蔵庫、浴室のマグネットが付く壁なら、穴も跡も残りません。いちばん安全な選択肢です
  2. 掛けるだけ — ドアや棚の縁に掛ける物も、跡が残りません
  3. 貼るタイプ(フィルムフック等) — 鏡・タイル・ガラスなど「壁ではない面」に貼れば穴は開きません。ただし、剥がすときに貼った面へ跡が残ることはあります
  4. ピン・ネジで壁に留める — 穴が開きます。最後の手段として考えたほうが無難です

上から順に試して、どうしても4が必要なときだけ壁に留める。この順番なら、退去時のリスクを最小限にできます。

持ち家であれば気にしなくてよい話ですが、賃貸で「浮かせる収納」を一気に全面展開すると、退去時にまとめて跳ね返ってくることがあります。少しずつ、上の順番で試すのが安全です。

グッズで解決しないものは、家電か仕組みへ

正直に言うと、数百円から数千円のグッズで消せる家事には限りがあります。

工程ごと機械に渡したいなら、グッズではなく家電の話になります。洗う・乾かす・加熱するといった重い工程は、グッズでは代替できません。どの工程から任せるかは家事を楽にする4ステップの記事で整理しています。

共働きで子育て中なら、どの家電から入れるかで戻る時間が変わります。買う順番の決め方と、導入後に増える手入れまでは共働き・子育ての時短家電の記事にまとめています。

掃除の手間そのものを減らしたいなら、グッズを選ぶ前に、掃除が重くなっている構造のほうを見たほうが早いことがあります。掃除を楽にする方法の記事をどうぞ。

そもそも物が多すぎるなら、便利グッズを足すのは逆効果です。1つ買うたびに、片付ける物が1つ増えます。先に物を減らす記事から始めるほうが確実です。

まとめ|買う前に、3つの質問

家事が楽になる便利グッズを選ぶとき、次の3つを自分に聞いてみてください。

  1. このグッズ自体の手入れは要るか? — 要るなら、家事が入れ替わるだけです
  2. 出しっぱなしにできるか? — しまう物は、使わなくなります
  3. 何かを1つ捨てられるか? — 足すだけなら、片付けが増えます

3つとも「はい」なら、そのグッズはたぶん使い続けられます。1つでも「いいえ」があるなら、いったん保留にしてみてください。

グッズの数を増やすより、条件を満たす物を数個だけ選ぶほうが、結果として家事は軽くなります。

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