子育て中の家事と育児を両立するコツ|両立をあきらめると、楽になる

子育て中の家事と育児を両立するコツ|両立をあきらめると、楽になる 暮らしの仕組み化

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子育てと家事の両立を調べると、「完璧を目指さない」「手を抜こう」と出てきます。

でも、どこまで抜いていいのか、何をやめていいのかは、書いてありません。抜こうと言われても、基準がなければ抜けません。

この記事では、そもそも「両立」という言葉を疑うところから始めます。両立とは、両方をこなすこと。その前提こそが、しんどさの原因かもしれないからです。

家事が増えたのではなく、次々と「発生」している

子どもがいると、家事が終わりません。これは、あなたの家事が遅くなったからではありません。

食べこぼす。散らかす。汚す。そして、片付けている先から、次の片付けが生まれています。

つまり、家事の量が増えたのではなく、発生し続けているのです。ここが、子どもがいない生活との決定的な違いです。

この違いは重要です。なぜなら、発生し続けるものは、速さでは勝てないからです。

蛇口を開けっぱなしにして、床の水を拭いている場面を想像してください。どれだけ速く拭いても、追いつきません。子育て中の家事は、これに近い状態になっています。

だから、「もっと手早くやらなきゃ」と自分を追い込むのは、方向が違います。速さの問題ではないからです。

やることは「両立」ではなく、発生を止めること

発生し続けるものに、速さで勝とうとしない。やるべきは、発生のほうを減らすことです。

これは、家事全般に通じる考え方です。汚れてから片付けるのではなく、汚れる前に、受け皿を置いておく。 汚れが本体に届かなければ、掃除という家事は発生しません。

子育てに当てはめると、こうなります。

  • 食べこぼしは、拭くのではなく、受ける
  • 床の汚れは、掃除するのではなく、届かせない
  • 散らかしは、親が戻すのではなく、子どもが戻せるようにする

順番に見ていきます。

食べこぼしは、拭くのではなく受ける

離乳食から幼児期にかけて、食事のたびに、服とテーブルと床が汚れます。これを毎回拭いて、汚れた服を洗って。食事1回に、掃除と洗濯が付いてきます。

まず、落ちる前に受け止めます。

シリコン製のお食事エプロンです。2枚セットで、レビューは1,106件・平均4.64。大きいポケットが食べこぼしをキャッチするので、服や床への落下が減ります。落ちる量が減れば、そのぶん拭く量も、洗う量も減ります。

布のスタイと違うのは、洗う手間です。 商品説明によると、食洗機に対応し、煮沸消毒もできます。耐熱・防水なので、使ったらさっと洗って乾かせます。洗濯機に毎回回す必要がありません。

素材は、食品グレードシリコーン100%と説明されています。後ろのボタンで首回りの長さを変えられ、成長に合わせて調整できます。サイズは縦30×横23cm、首回りは最大31cm、重さは120gです。

なお、首まわりに着ける乳幼児用品です。 お子さんの月齢や使い方については、必ず商品ページと取扱説明を確認し、それに従って使ってください。

床の汚れは、掃除するのではなく届かせない

エプロンで受けても、こぼれるものはこぼれます。次は、床のほうを守ります。

椅子の下、テーブルの下は、食べこぼしと飲みこぼしの直撃地帯です。フローリングだと、拭いてもシミや小さな傷が残っていきます。

透明のクリアマットです。レビューは509件・平均4.48。敷いておくと、こぼしても床そのものには届きません。 掃除は、床を磨くのではなく、マットを拭くだけになります。

材質は軟質PVC、耐熱温度は90℃です。表面のエンボス加工で光沢が抑えられていて、透明なので、部屋の雰囲気を変えずに敷けます。めくれにくい作りです。サイズは150×190cm、180×180cm、180×240cm、180×300cmがあり、厚さは0.7mmと1.5mmから選べます(重量はサイズと厚さで変わり、およそ2.6kgから10.5kgの幅があります)。ダイニングの広さに合わせて選んでください。

これは、汚れてから掃除するのではなく、汚れる前に受け皿を敷いておくという考え方の、そのままの実践です。

散らかしは、子どもが戻せるようにする

食べこぼしの次は、散らかしです。

おもちゃの片付けを親が全部やると、育児の上に家事が積み上がります。かといって「片付けなさい」と言っても、子どもはなかなか動きません。動かないのは、戻すのが難しいからでもあります。

そこで、子どもが自分で戻せる仕組みにします。戻す作業が子どものものになれば、片付けという家事が、親の手から外れます。

サンカの収納ボックス、2個セットです。レビューは145件・平均4.37。原産国は日本です。

この記事の文脈で効くのは、2つの仕掛けです。 1つは、積み重ねても前から取り出せること。下の箱を使うのに、上の箱をどける必要がありません。もう1つは、正面のフタを開いたまま固定できることです(4段階)。フタを開けて固定しておけば、子どもが手ぶらで、おもちゃを放り込むだけで片付きます。

「きれいに分類してしまう」のは、小さい子には難しい作業です。でも、「開いた箱に放り込む」なら、できます。戻すハードルを、子どもができる高さまで下げるわけです。

ふた付きで積み重ねができ(最大3個まで)、容量は約44Lです。本体サイズは幅38.5×奥行46×高さ31cm、内寸は幅31.5×奥行33.5×深さ28cm、重量は1.19kg。キャスターが1セット付きます。一部、取り付けが必要な部品があります。

家事の基準を、時限的に下げる

ここまでは道具の話でした。最後に、いちばん効くけれど、いちばん罪悪感を伴う話をします。

子どもが小さい数年は、家事の基準を下げるのが正解です。

床は毎日拭かなくていい。洗濯物はたたまなくていい。食事は品数が少なくていい。

これは「手抜き」ではありません。期間限定で、優先順位を育児のほうに寄せているだけです。今のあなたのリソースを、家事ときれいさに使うか、子どもと自分に使うか。その配分を、意識的に変えているだけのことです。

基準を下げていい家事の例を挙げます。毎日の掃除機は、週に数回でかまいません。アイロンは、やめてしまっていい。洗濯物は、たたまずにかけっぱなし、放り込むだけでいい(たたまない収納の作り方は別の記事にまとめています)。

そして、大事なことがあります。数年後、子どもの手が離れたら、基準は戻せます。 今の状態が一生続くわけではありません。今は下げていい時期なのだと、自分に許可を出してください。 きれいにできていないことに、罪悪感を持つ必要はありません。

もうひとつ下げられるのが、献立を考えるような「頭を使う工程」の負担です。手を動かす部分ではなく、考える部分を生成AIに投げるやり方は、生成AIを家事に活用する方法の記事にまとめています。

「子どもと一緒に家事」は、期待しすぎない

子育て記事がよく勧める「子どもと一緒に家事をしましょう」。悪いことではないのですが、現実には、たいてい家事が増えます。

手伝ってもらうと、時間はかかり、そして散らかります。これは避けられません。それは、教育や思い出のための時間であって、家事を楽にする時間ではありません。

ここを取り違えないでください。本当に楽にしたい日は、子どもが寝てから一人でやったほうが、速いです。 一緒にやるのは、余裕がある日に、家事としてではなく育児として。目的を分けておくと、どちらも無理がありません。

この「先に手を打っておく」という考え方は、子連れで出かけるときにも効きます。出発前にやっておくと帰宅後の自分が助かる家事は、旅行前の家事を短時間で終わらせる記事で4つに絞って紹介しています。

まとめ|両立をあきらめると、楽になる

子育て中の家事と育児について、両立という言葉を疑うところから書きました。

  • 家事が終わらないのは遅いからではなく、発生し続けているから。速さでは勝てない
  • だから、速くするのではなく、発生を止める。食べこぼしは受ける、床は届かせない、散らかしは子どもが戻す
  • 家事の基準は、時限的に下げていい。今は育児に寄せる時期。数年後に戻せる
  • 「子どもと一緒に家事」は、家事ではなく育児。時短とは分けて考える

まず1つ、汚れてから片付けている家事を、汚れる前に受ける形に変えてみてください。 発生が1つ減ると、その先の掃除が、まるごと消えます。発生の原因ごと消す考え方は家事をしない仕組みづくりの記事、家事全体をどの順番で軽くするかは家事を楽にする4ステップの記事で扱っています。

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