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鉄フライパンの手入れ|洗剤で洗わないのが、いちばん大事です
「鉄フライパンは手入れが大変そう」——そう思って避けている方は少なくありません。でも、覚えることは驚くほど少なく、しかもコーティングのフライパンのように数年で買い替える必要がありません。鉄は使うほど油がなじみ、焦げ付きにくく「育って」いく道具です。
この記事では、鉄フライパンの使い始め(シーズニング)から、毎回のお手入れ、そして錆びや焦げのリカバリーまでを、これだけ守れば大丈夫という形で整理します。
鉄フライパンは「育てる」道具です
コーティングのフライパンは、表面のフッ素樹脂が食材のくっつきを防いでいます。これに対して鉄フライパンには、そうしたコーティングがありません。代わりに、使ううちに油が表面になじみ、薄い「油膜」ができることで、だんだん焦げ付きにくくなっていきます。
つまり鉄は、コーティングのように「剥がれて寿命がくる」ことがなく、正しく手入れすれば何年、何十年と使えます。手入れのすべては、この油膜を育て、守るためにあると考えると分かりやすくなります。
使い始め:空焼きと油ならし(しないタイプもあります)
多くの鉄フライパンは、流通中に錆びないよう表面に塗装(クリアラッカーなど)がされています。そのため使い始めに、この塗装を焼き切る「空焼き」をしてから、油をなじませる「油ならし」を行います。そして使い始めのうちは油がまだなじんでいないので、少し多めの油で調理して、少しずつ慣らしていきます。
ただし、最近はこの空焼きが不要で、届いてすぐ使える鉄フライパンも増えています。
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★4.49(レビュー3,431件)|フライパン専門店 鐵兎堂 TETTODO
こちらは鉄フライパンの定番として知られるリバーライトの「極(きわめ)JAPAN」です。鉄を錆びにくくする窒化処理がされていて、面倒な空焼きをせず、油ならしから(あるいはそのまま)使い始められるのが特長です。届いたときはチャコールグレーの色合いで、表面に色ムラや白っぽい斑点・すじ模様が見えることがありますが、これは熱処理によるもので汚れや不良ではなく、使ううちに気にならなくなります。「鉄は手入れが不安」という方は、こうした窒化鉄タイプから始めると失敗が少なくなります。
毎回の手入れは3つだけです
鉄フライパンで覚えることは、実はこの3つがほとんどです。
- よく熱してから油を入れる:フライパンを十分に温めてから油を入れ、なじませてから食材を入れると、くっつきにくくなります。冷たいうちに食材を入れるのが焦げ付きの最大の原因です。
- 温かいうちに、お湯とささらで洗う(洗剤を使わない):ここがいちばん大事です。鉄フライパンを洗剤で洗うと、せっかくなじんだ油膜まで落ちてしまい、焦げやすく錆びやすくなります。調理後、まだ温かいうちにお湯を使い、たわしや「ささら」でこすり洗いします。
- 水分を火で飛ばして、薄く油を塗る:洗ったら布で水気を拭き、中火にかけて完全に水分を飛ばします。水気が残るとそこから錆びます。仕上げにキッチンペーパーで薄く油を塗っておくと、次に使うときも快適です。
2つめの「洗剤を使わず、ささらで洗う」に使う道具がこちらです。
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竹を束ねた昔ながらの「ささら」で、鉄フライパンや中華鍋のこびりつき・焦げを、鉄肌を傷めずに落とせます。金属たわしと違って鉄の表面を大きく削らないので、育てた油膜を守りながら汚れだけ落とせるのが利点です(レビュー件数はまだ少なめなので、使い勝手は商品ページもあわせてご確認ください)。なお、コーティングのフライパンと違い、鉄は金属たわしを使っても大丈夫という点は、覚えておくと安心です。
焦げ・錆びのリカバリー
手入れをしていても、うっかり焦がしたり錆びさせたりすることはあります。あわてなくても、鉄はどちらもリカバリーできます。
- 焦げ付いたとき:金たわしや金属ヘラでこすり落とします。それでも落ちない頑固な焦げは、フライパンに水と重曹を入れて煮立て、一晩つけ置きしてからこするとすっきり落とせます。
- 錆びてしまったとき:底が隠れるくらいの水を入れて加熱し、沸騰したらお湯を捨て、金属たわしで錆をこすり落とします。頑固な錆はクレンザーを使います。錆を落としたあとは油膜も落ちているので、もう一度油ならしをして育て直しましょう。
鉄は「失敗しても直せる」のが、コーティング品にはない安心感です。
鉄が活きる料理と、手入れが楽な鉄
鉄フライパンは高温でしっかり焼けるので、肉の焼き目や炒め物、そして卵焼きがきれいに仕上がります。とくに卵焼きは、鉄の蓄熱性が活きる料理のひとつです。
4,400円 (税込・2026-07-21時点)
★4.57(レビュー1,724件)|フライパン専門店 鐵兎堂 TETTODO
こちらは同じリバーライト極の卵焼き器です。フライパンと同じ手入れ(洗剤を使わず、水気を飛ばして油を塗る)がそのまま通用するので、フライパンと合わせて使うと手入れの習慣が身につきやすくなります。毎朝の卵焼きがきれいに焼けると、それだけで料理が少し楽しくなります。
まとめ:洗剤で洗わない・水気を飛ばす・油を塗る
鉄フライパンの手入れは、突き詰めるとたった3つです。
- 洗剤で洗わない:温かいうちにお湯とささらで。油膜を守る
- 水気を飛ばす:洗ったら火にかけて乾かす。錆びさせない
- 薄く油を塗る:次も気持ちよく使えて、育っていく
最初のひと手間さえ習慣にすれば、鉄フライパンは一生ものの道具になります。「買い替え続けるのに疲れた」という方こそ、一度試してみる価値があります。
コーティングのフライパンとの違いはフライパンの焦げ付きを防ぐ方法、料理そのものを楽にするなら料理を楽にする方法、キッチンの掃除はキッチン掃除を楽にする方法もどうぞ。
※価格やレビューは記事作成時点の情報です。最新の内容は各商品ページでご確認ください。


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