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家事動線について調べると、こう出てきます。
水回りをまとめましょう。回遊できる間取りにしましょう。洗濯機から物干し場まで1直線に。キッチンの奥にパントリーへの抜け道を。
全部、家を建てる話です。
それもそのはずで、検索結果の上のほうに並んでいるのは、ハウスメーカーや工務店の記事です。家を建てる人に向けて書かれています。
でも、読んでいるのは、もう建っている家に住んでいる人ではないでしょうか。壁は動きません。洗面所も移動しません。賃貸なら、穴も開けられない。
それでも、動線は変えられます。 間取りを1ミリも触らずに。
動線の敵は、距離ではなく「戻る」回数
まず、動線の何がつらいのかを、正確に見てみます。
洗剤が5m先の棚にあるとします。取りに行くのは5mです。
でも、戻れば10mです。
そして、1回の家事で戻るのは1回ではありません。掃除を例にすると、こうなります。
- 洗剤を取りに戻る → 10m
- 雑巾を取りに戻る → 10m
- ゴミ袋を取りに戻る → 10m
合計30m。 距離は5mのままです。1ミリも変わっていません。それなのに、実際に歩いたのは30mです。
つまり、こういう式になっています。
歩く距離 = 距離 × 往復回数 × 2
上位の記事が短くしようとしているのは、この式のいちばん左の項です。5mを3mにする。それには壁を動かす必要があります。
でも、真ん中の項は、道具も工事もいらずに変えられます。
そして、決定的な違いがあります。
距離はゼロにできません。でも、往復回数はゼロにできます。
間取りは変えられないが、物の位置は変えられる
動線とは、人が家の中で描く線のことです。
その線を決めているのは、壁だけでしょうか。違います。物がどこにあるかでも決まります。
洗剤が洗面台の下にあるから、しゃがみに行く。ハサミが台所にあるから、台所まで歩く。壁がそう命じたわけではありません。物の置き場所がそうさせています。
だとすれば、やることは1つです。
動線を家に合わせるのではなく、物を動線に合わせる。
打ち手は3つしかありません。使う場所に置く。道具のほうを運ぶ。同じ物を2個持つ。 順番に見ていきます。
打ち手1|使う場所に、置き場所を作る
いちばん確実な方法です。使う場所に物があれば、往復はゼロになります。
問題は、使う場所には、たいてい置き場所がないことです。
洗濯機の前に棚はありません。だから洗剤は洗面台の下に入っています。洗濯のたびに、しゃがんで、扉を開けて、取り出して、また戻す。
置き場所が無いなら、作ればいいわけです。
洗濯機の横に、洗剤の住所を作る
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★4.77(レビュー1,044件)|BATH ROOM バスルーム
山崎実業 tower のマグネットラックです。レビューは1,044件・平均4.77。強力なマグネットで洗濯機の横に取り付けるだけで、洗濯洗剤・給水ホース・掃除道具などの小物をまとめて置けます。
サイズは約 幅28×奥行12×高さ18.5cm(給水ホースホルダーを含まず)。内寸は、収納部が約 幅27.5×奥行11.5×高さ10cm、給水ホースホルダー部が約 幅2.5×奥行3.5cmです。材質は本体がスチール(粉体塗装)、ほかにマグネットと滑り止めのシリコーン。カラーはホワイトとブラック、入数は1個です。
耐荷重は、本体が約2.5kg、給水ホースホルダーが約250gです。
ここは確認しておいてください。洗剤の詰め替えパックは、意外と重いからです。何を載せるかは、この数字で決まります。
そして、買う前に必ずやってほしいことがあります。
洗濯機の側面に、マグネットが付くかどうかを確かめてください。
マグネット式は、設置面の材質次第です。洗濯機の外装がマグネットの付かない素材の場合、この商品は取り付けられません。そして商品説明には、お客様都合の返品・交換は受け付けていないと明記されています。
付かなかったときに、返せません。 磁石を1つ持って、洗濯機の横に当ててみるところから始めてください。
打ち手2|置けないなら、道具のほうを運ぶ
置き場所を作れない場所もあります。賃貸で穴を開けられない。マグネットが付かない。そもそもスペースが無い。
そのときは、発想を反対にします。
物を置くのではなく、物と一緒に移動する。
掃除の途中で3回も戻るのは、道具が動かないからです。道具が自分と一緒に動けば、戻る理由そのものが無くなります。
これは距離を短くしていません。往復を1回にまとめているだけです。それでも、30mが10mになります。
道具のほうに、キャスターを付ける
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★4.21(レビュー3,869件)|インテローグ
三段のバスケットワゴンです。レビューは3,869件・平均4.21。取手とキャスターが付いていて、引いて移動することも、持ち上げて移動することもできます。
全体の耐荷重は60kgとされています。それでいてワゴン本体は4kgと軽く、バスケットにPP素材を使うことで強度と軽さを両立させた、と説明されています。フレームは安定感のある設計です。
細かいところですが、この記事の文脈で効く仕様が2つあります。
1つは、バスケットの底面がフラットなことです。細かい物や、液だれが心配な物も置けます。手入れは拭くだけで済み、下の段にほこりが落ちません。
もう1つは、バスケットから脚がはみ出さないことです。ちょっとした隙間に収まりますし、2台並べるときも省スペースになります。
掃除道具を一式まとめて載せておけば、部屋から部屋へ、道具ごと移動できます。 洗剤を取りに戻る、雑巾を取りに戻る、が起きません。
打ち手3|同じ物を、2個持つ
ここで、矛盾するように見える話をします。
このサイトでは、物を減らすと家事が楽になると書いてきました。それなのに、これから増やせと言います。
矛盾しません。 理由は、減らして楽になっていたのが判断だったからです。
同じ物を2個持つと、どうなるか。種類は1つのままです。 どっちを使うか迷いません。片方が汚れているかも考えません。判断は1ミリも増えません。
そして、往復が消えます。
ハサミが台所にしかないから、リビングから台所へ歩きます。2つあれば、歩きません。ゴミ箱が居間にしかないから、ゴミを持って移動します。捨てる場所にあれば、移動しません。
対象になるのは、安くて、種類が増えない物です。ゴミ箱、ティッシュ、ハサミ、ペン、爪切り、掃除シート。高い物や、好みが分かれる物は向きません。 それは種類が増えてしまいます。
ゴミ箱を、捨てる場所に
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★4.79(レビュー43件)|インテリアショップ roomy
山崎実業 tower の、引っ掛けられるゴミ箱です。レビューは43件・平均4.79。容量は1.8Lで、手元の高さに壁面設置できる小さめのダストボックスです。
先に書いておきます。1.8Lは小さいです。 これはメインのゴミ箱ではありません。往復を消すための2個目として使うものです。
ポールやバーに引っ掛けるフックが付いていて、フックの向きは90度ずつ4方向に差し替えられます。 リビング、書斎、洗面所のタオルバー、ペットケージ、ワゴンなど、掛ける場所に合わせた向きにできる、と説明されています。
そう、打ち手2のワゴンに掛けられます。 道具と一緒にゴミ箱も動く、という形にできます。
ゴミを入れやすい蓋なしで、内側にポリ袋を隠せる袋止めリングが付いています。モノトーンの角型デザインです。
サイズは、フックを縦向きで使うときが約 幅170×奥行113×高さ244mm、横向きが約 幅170×奥行102×高さ244mm。内寸は約 幅156×奥行73×高さ155mmです。
まとめ|壁は動きませんが、物は動きます
家事動線を改善する方法として、間取りを変えない打ち手だけを書きました。
- 効いているのは距離ではなく往復回数。歩く距離は「距離 × 往復回数 × 2」
- 距離はゼロにできないが、往復はゼロにできる。上位が短くしようとしているのは、式の左端の項
- 間取りは変えられないが、物の位置は変えられる。動線を家に合わせるのではなく、物を動線に合わせる
- 打ち手は3つ。使う場所に置く/道具のほうを運ぶ/同じ物を2個持つ
- 同じ物を2個は、種類が増えないので判断も増えない。だから物を減らす話と矛盾しない
次に家事をするとき、何回取りに戻ったかを数えてみてください。たぶん、思っているより多いはずです。
物を減らす側の話は物を減らして家事を楽にする記事、洗濯の干す場所を動かす話は洗濯を楽にする方法の記事で扱っています。
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★4.77(レビュー1,044件)|BATH ROOM バスルーム


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