家事の段取り術|最初にやるのは、自分がいなくていい家事です

家事の段取り術|最初にやるのは、自分がいなくていい家事です 暮らしの仕組み化

本ページはプロモーションが含まれています

家事の段取りを調べると、きれいな表が出てきます。

6:30 起床。6:40 洗濯機を回す。7:00 朝食。7:30 洗濯物を干す。8:00 出発。

そのとおりに進んだ日が、1日でもあったでしょうか。

子どもが5分早く起きる。宅配が来る。洗濯物が乾いていない。最初の1つがずれた瞬間、あとは全部ずれます。 そして表は、二度と見られなくなります。

表を守れないのは、あなたのせいではありません。表の形が間違っています。

家事には、自分がいなくてもいい時間がある

上位に並ぶスケジュール表を、よく見てください。上から下へ、1本の線で並んでいます。

直列です。 1つ終わったら、次。

でも、家事はそういう形をしていません。

  • 洗濯機が回っている時間
  • 炊飯器が炊いている時間
  • 食洗機が回っている時間
  • お湯が沸くまでの時間

この間、あなたの手は空いています。

表には「6:40 洗濯」と1行で書いてあります。まるで洗濯という作業に時間を使っているように見えます。でも実際は違います。洗濯という行為のうち、あなたが洗濯機の前に立っているのは、スイッチを押すまでの数分だけです。

仮に洗濯機が40分回るとしましょう。残りの30分以上、洗濯機は勝手に働いています。 そして表は、その時間を表現できません。 1本の線には、同時に走る2本を書けないからです。

(洗濯機が何分で終わるかは機種とコースで違います。ここでは話を分かりやすくするために40分としています。ご自宅の表示を見てください。)

スケジュール表が崩れるのは、家事が直列ではないのに、直列で書いているからです。

段取りとは、機械を先に動かすこと

ここまで来ると、段取りの正体が1つに決まります。

段取りが上手いというのは、機械を先に動かせたということです。

逆に、段取りが悪かった日を思い出してください。だいたい、こうなっているはずです。

洗濯機を回すのを忘れていて、全部終わったあとに気づいて、そこから40分待つ。

作業そのものは同じです。同じ量の皿を洗い、同じ量の服を干しています。違うのは、スイッチを押した時刻だけです。

だから、ルールは1つで済みます。

朝いちばんにやるのは、いちばん時間がかかって、しかも自分が要らない工程。

洗濯機のスイッチを押すのに、30秒しかかかりません。その30秒が、40分の裏側を作ります。 その裏で、朝食も、皿洗いも、着替えも終わります。

1日の家事の総時間は、機械を何時に動かしたかで、ほぼ決まります。

優先順位は、重要度では決まらない

段取りの記事には、たいてい「重要度×緊急度」のマトリクスが出てきます。4つのマスに分けて、重要かつ緊急なものから片付けましょう、というあれです。

あれは、ビジネス書のフレームです。

家事に持ち込むと、こうなります。皿を洗うのと、洗濯物を干すのと、どちらが重要でしょうか。

答えは出ません。家事に重要度の差は、ほとんど無いからです。 どれもやらないと困るし、どれも今日中には終わらせたい。マトリクスの4つのマスのうち、家事は1つのマスに全部入ってしまいます。

では、何に差があるのか。時間です。

正確に言えば、着手してから完了するまでの時間に差があります。

  • 洗濯 → 回して、干して、乾くまで待つ。半日仕事です
  • 炊飯 → 研いで、押して、炊き上がるまで待つ
  • 皿洗い → 洗い始めたら、その場で終わる

だから、優先順位は1行で決まります。

終わるまでが長いものから、着手する。

洗濯機を回す。米を研いで炊飯器を押す。その裏で、皿を洗う。

長いものを先に着手すれば、短いものは全部その裏で終わります。 逆にすると、皿を洗い終えたあとに40分待つことになります。同じ作業量で、拘束時間だけが増えます。なお、洗濯そのものを軽くする話は洗濯を楽にする方法の記事に分けてあります。

並列にすると、忘れる

ただし、並列には副作用があります。

同時に3つ走らせると、終わったことに気づきません。

洗濯機が止まっているのに30分放置する。それでは、並列にした意味が消えます。しかも濡れた洗濯物を放置すれば、においの原因にもなります。

並列化に本当に必要なのは、記憶を頭の外に出すことです。

タニタのキッチンタイマー TD-384 です。レビューは60件・平均4.88。カウントダウン方式で、設定時間は最大99分59秒、1秒単位で設定できます。

鳴動時間は約30秒、音量は70dB以上、音色はブザー音です。使用温度範囲は0〜40℃です。

電源は単4形乾電池1本(DC1.5V)。電池寿命は約1年とされています(1日1回30秒鳴らした場合)。付属品として取扱説明書(保証書付き)と、お試し用の電池が1本付きます。保証期間は1年です。

マグネット、立てかけスタンド、ストラップ穴が付いているので、洗濯機に貼っても、棚に立てても、掛けても使えます。材質はABS、本体寸法は幅82×高さ76×奥行23mm、本体質量は約75g。製造国は中国です。

スマートフォンのタイマーでも構いません。ただ、スマートフォンは触ると他のことが始まります。 通知が見え、返信が始まり、気づいたら5分経っている。タイマーだけをする道具のほうが、この用途では強いです。

ルーティンが崩れるのは、時刻に紐づけているから

もう1つ、表が壊れる理由があります。

上位のスケジュール表は、時刻で書かれています。6:40に洗濯機を回す。

時刻は、外部要因で簡単にずれます。 子どもが起きる。電話が鳴る。宅配が来る。

そして6:40を過ぎた瞬間、表は嘘になります。 嘘になった表を、人は見ません。だから2日で見なくなります。

行動に紐づければ、崩れません。

  • ×「6:40に洗濯機を回す」
  • ○「起きたら、まず洗濯機を回す」

6:40は来ないことがあります。でも、起きない日はありません。

時刻はずれます。順番はずれません。

連鎖にすると、こうなります。

起きたら、洗濯機を回す。洗濯機を回したら、米を研ぐ。炊飯を押したら、皿を洗う。

何時に起きても成立します。30分寝坊しても、順番さえ守れば、機械は先に動いています。遅く起きた日ほど、この差は効きます。

連鎖は、頭の中に置かない

最初の数日は、この連鎖を覚えていられません。覚えていられないと、体は元の順番に戻ります。

だから、1回だけ書き出して、貼ってください。

貼るだけでホワイトボードになるシートです。レビューは62件・平均4.58。ホワイトボードマーカーで書いて、イレーザーや布で消せます。

この記事の文脈で効くのは、ハサミやカッターで自由にカットできることです。

大きな予定表を貼る必要はありません。必要なのは3行だけです。小さく切って、洗濯機の横に貼ってください。 使う場所に無い情報は、読まれません。マグネットに対応しているので、メモやプリントを留めることもできます。

そして、買う前に必ず知っておいてほしい点があります。

このシートは、冷蔵庫に磁石では貼れません。

商品説明に、裏面は磁石対応ではないので、磁力のある場所でも両面テープでの設置になると明記されています。商品名にマグネットシートとあり、冷蔵庫という言葉も入っていますが、マグネットはシートの上に物を留めるためのもので、シート自体を貼るためのものではありません。

貼りたい場所が、両面テープを貼っていい面かどうか。そこを先に確認してください。

なお付属品はイレーザー・マーカー・マグネットとされていますが、商品説明自身がセット内容は販売ページを確認するようにと書いています。付属品を当てにするなら、購入ページで確かめてください。

「まとめてやる」が効く家事と、効かない家事

最後に、まとめ家事です。

上位の記事は「まとめてやると効率的」と書きます。ただ、理由が書かれていません。 理由が分からないと、どこまでまとめるべきかも分かりません。

理由は、これです。

まとめて効くのは、準備と後片付けが固定費の家事だけ。

  • アイロン → 出す、温める、しまう。この手間は1枚でも10枚でも同じ(そもそもアイロンがけを減らす手もあります)
  • 揚げ物 → 油を出す、温める、こす、捨てる。1品でも3品でも同じ
  • 窓拭き → 道具を出す、水を汲む。1枚でも5枚でも同じ

準備が固定費なので、まとめれば1回分で済みます。 これが「効率的」の正体です。

逆に、準備がほぼ無い家事は、まとめても効きません。

  • 皿を洗う → 蛇口をひねるだけ
  • 掃除機をかける → 出すだけ

むしろ溜めると損をします。 汚れが固まって、1回あたりの時間が増えるからです。

判断基準は1行です。

準備に時間がかかる家事だけ、まとめる。

この「長いものから着手する」が最も効くのが、出発前の限られた時間です。何を先に回して何を捨てるかの優先順位は、旅行前の家事を短時間で終わらせる方法にまとめています。

まとめ|段取りとは、待ち時間の設計です

家事の段取り術として、スケジュール表がなぜ崩れるかから入りました。

  • 表が崩れるのは、表が直列だから。家事には自分がいなくてもいい時間がある
  • 段取りが上手い=機械を先に動かせた。最初にやるのは、いちばん長くて自分が要らない工程
  • 優先順位は重要度ではなく、終わるまでの時間。長いものから着手すれば、短いものは裏で終わる
  • ルーティンは時刻ではなく行動に紐づける。時刻はずれるが、順番はずれない
  • まとめて効くのは、準備が固定費の家事だけ

段取りは、家事を楽にする4ステップのうちの仕組み化にあたります。全体の順番は家事を楽にする方法の記事で、家の中の移動を減らす話は家事動線の記事で扱っています。

明日の朝、起きて最初に洗濯機のスイッチを押す。まずは、それだけ試してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました