冷蔵庫の臭いを取る方法|拭いても取れないのは、残り3か所のせいです

冷蔵庫の臭いを取る方法|脱臭剤を置く前に、まず「拭く」 時短家事

本ページはプロモーションが含まれています

冷蔵庫の臭いを取る方法|拭いても取れないのは、残り3か所のせいです

冷蔵庫を開けるたび、こもった臭いがする。脱臭剤も入れたし、棚も拭いた。それなのに、あの臭いだけが残っている——。

そういうときは、臭いの元がまだ庫内に残っています。棚や壁は拭けても、汚れが最後にたまる場所には手が届いていない、という状態です。

この記事では、まず臭いの「種類」から発生源を1か所に絞り、そこだけを片づける手順をまとめます。あわせて、拭いても取れないときに残っている3か所と、脱臭剤の置き場所も扱います。「全部出して大掃除」はしません。多くの場合、そこまでしなくても収まります。

なお、庫内を何で拭くかについては、冷蔵庫メーカーの公式サポートの案内を優先しました。掃除記事でよく見かける方法と食い違うところがあるので、そこは理由まで書いています。

  1. まず、臭いの種類で発生源を絞る
    1. 生臭い・魚っぽい → こぼれた汁と、その行き先
    2. 酸っぱい・発酵臭 → 乳製品・漬物・果汁の漏れ
    3. カビ臭い・湿っぽい → パッキンの溝と、野菜室の底
    4. 甘い・香りが移った → ニオイ移りで、汚れではない
    5. 発生源の切り分け表
  2. 洗剤は「薄めた中性洗剤」から。アルコールと重曹はメーカーが止めている
    1. メーカーの案内は「ぬるま湯 → 薄めた中性洗剤 → 水拭き」
    2. 使わないよう名指しされているもの
    3. 重曹の出番は、庫内の「外」にある
  3. 拭く手順|全部出さずに、30分ほどで終わらせる
    1. 準備:保冷の当てを作る(全出しの判断)
    2. 棚とケースは外して、シンクで洗う
    3. 庫内は上から下へ、最後に必ず水拭き
    4. 乾かしてから戻す
  4. 拭いても取れないときに残っている3か所
    1. ドアパッキンの溝
    2. 露受け皿(蒸発皿)と排水口
    3. 野菜室ケースの下と、まわりのすき間
  5. 脱臭剤は「置く場所」で効きが変わる
    1. 下段に置く。冷気の吹き出し口の前は避ける
    2. コーヒーかすや重曹を「置くだけ」でもいいか
    3. 掃除の前に置いても、判断を誤るだけ
  6. 氷が臭いときは、冷蔵室ではなく製氷まわり
  7. 外側とまわりも、意外と臭う
  8. 臭いが消えるまで、どのくらいかかるか
  9. 臭いを戻さない、5つの習慣
  10. 冷蔵庫では、やってはいけないこと
  11. 掃除では直らないサイン
  12. 筆者の判断基準
  13. よくある質問
    1. 脱臭剤と消臭剤は違うものですか?
    2. 電源を切って掃除したほうがいいですか?
    3. 新品なのに臭うのですが
  14. 参照した公式情報(2026年9月6日確認)
  15. まとめ:臭いの種類を決めてから、1か所だけ片づける

まず、臭いの種類で発生源を絞る

冷蔵庫の臭いは、ひとくくりに「生臭い」わけではありません。どんな臭いがするかで、疑うべき場所がだいたい決まります。ここを飛ばして庫内全体を拭くと、手間のわりに効きません。

生臭い・魚っぽい → こぼれた汁と、その行き先

肉や魚のドリップ、汁物のこぼれです。厄介なのは、こぼれた液体がその場に留まらないこと。棚の縁を伝って下段へ落ち、奥のすき間まで入り込みます。拭いたのに臭うなら、こぼれた場所の真下と奥を見てください。

酸っぱい・発酵臭 → 乳製品・漬物・果汁の漏れ

牛乳がドアポケットで垂れた、漬物のフタが甘かった、果物の汁が野菜室にたまった。こうした「少量だけど糖分やたんぱく質を含む汚れ」は、乾いても臭いが残ります。ドアポケットは見落とされやすい場所です。

カビ臭い・湿っぽい → パッキンの溝と、野菜室の底

じめっとした臭いは、汚れというより湿気がこもった場所から出ます。ドアパッキンの溝、野菜室の底、ケースのすき間。庫内は湿度が高いので、水分と汚れが一緒に残ると、そこだけ環境が変わってしまいます。

甘い・香りが移った → ニオイ移りで、汚れではない

キムチ、にんにく、カレー、香りの強い果物。これらは汚れていなくても臭います。密閉が甘い容器から香りの成分が広がっているだけなので、拭いても取れません。答えは掃除ではなく、容器を変えることです。容器そのものに臭いが染みついている場合は、水筒の茶渋と臭いで扱った落とし方がそのまま使えます。

発生源の切り分け表

感じる臭い まず疑う場所 やること
生臭い・魚っぽい こぼれた場所の真下・奥のすき間 拭く(この記事の手順)
酸っぱい・発酵臭 ドアポケット・野菜室の底 外して洗う
カビ臭い・湿っぽい ドアパッキンの溝・野菜室の下 溝を拭いて、乾かす
甘い・香りが移った 密閉できていない容器 掃除ではなく容器を替える
何をしても取れない 露受け皿・排水口 後半の「残っている3か所」へ

洗剤は「薄めた中性洗剤」から。アルコールと重曹はメーカーが止めている

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。掃除記事の多数派と、冷蔵庫を作っているメーカーの案内が、はっきり食い違っています

メーカーの案内は「ぬるま湯 → 薄めた中性洗剤 → 水拭き」

シャープは冷蔵庫のお手入れについて、汚れがひどくなければぬるま湯で拭くだけで大丈夫とし、それで取れないときはうすめた中性洗剤(食器用洗剤)を柔らかい布に含ませて固く絞って拭き、そのあと中性洗剤を拭き取るために水拭きをする、と案内しています(シャープ サポート「ドア表面、ドアパッキン、庫内のお手入れ」)。

日立も同じ考え方です。台所用中性洗剤をぬるま湯で薄め、布に含ませてから拭き取る、と書かれています(日立「冷蔵庫のお手入れをしたいです。」)。

つまり、いつも食器を洗っている洗剤を薄めるだけです。特別な道具は要りません。

使わないよう名指しされているもの

一方で、両社とも「使わないでください」と名前を挙げているものがあります。

メーカー(対象部位) 使わないよう案内されているもの 書かれている理由
シャープ(庫内) アルコール/みがき粉/粉石けん/たわし全般/有機溶剤(シンナー、ベンジンなど)/アルカリ性・弱アルカリ性の洗剤 庫内の壁や部品の変色・変形・傷付き・割れの原因
日立(ドア・塗装面・プラスチック・ガラス面) ベンジン、シンナー、アルコール/重曹/クエン酸、お酢/みがき粉、クレンザー、研磨剤/粉石けん/塩素系漂白剤/たわし、研磨スポンジ ほか 傷つけたり変色するおそれがあるため

掃除記事の定番である重曹とアルコールが、どちらも「使わないでください」の側に入っている、ということです。日立は重曹をそのまま名指ししていますし、シャープは重曹という語こそ使っていませんが、「アルカリ性・弱アルカリ性の洗剤」を避けるよう書いています。重曹はアルカリ性なので、実質同じことを指しています。

もちろん、1回拭いたら即座に割れる、という話ではありません。ただ、傷や変色は元に戻りません。臭いを取るために庫内を傷めるのは割に合わない、というだけの話です。最終的にはお使いの冷蔵庫の取扱説明書が答えになります。始める前に、お手入れのページだけ開いてみてください。

重曹の出番は、庫内の「外」にある

重曹そのものが悪者、という話ではありません。問題は使う場所です。庫内の壁や棚を擦るのには向きませんが、シンク・コンロ・排水口といったキッチンのアルカリ向きの汚れや、容器に入れて置くだけの脱臭なら、本来の得意分野です。

こちらは食品添加物グレードの重曹(ベーキングソーダ)です。掃除・洗濯・脱臭・料理まで使える大容量タイプで、商品説明でもキッチンの油汚れ・排水口の掃除と、冷蔵庫や靴箱などの「消臭」が用途として挙げられています。庫内を擦るのではなく、シンクまわりと置き型の脱臭に回す——というのが、メーカーの案内と両立する使い方です。ただし6.1kgはかなりの量です。キッチン全般や洗濯にも使う予定がないなら、小容量のものから試すほうが無駄になりません。

「脱臭剤を足すより、まずは元を洗う」という考え方は、家電まわりに共通します。同じ考え方でにおいを断つ例として、洗濯槽の臭い取りには「まず洗う」が参考になります。

拭く手順|全部出さずに、30分ほどで終わらせる

「中身を全部出して電源を切って」と書かれていると、それだけで手が止まります。臭い取りが目的なら、全出しは必要ないことがほとんどです。

準備:保冷の当てを作る(全出しの判断)

段ごとに区切って進めれば、扉を開けている時間は数分で済みます。全部出すのは、露受け皿まで洗うときや、庫内にカビが見えているときだけでいいでしょう。全出しをするなら、保冷バッグと保冷剤を先に用意して、冷凍品から避難させてください。

棚とケースは外して、シンクで洗う

こびりついた汚れは、拭くより外したほうが速く落ちます。棚板・野菜室のケース・ドアポケットは、たいてい外れます(外し方は取扱説明書で確認してください)。洗剤はここでも薄めた中性洗剤にしておくのが無難です。外したパーツも冷蔵庫の部品なので、研磨剤やたわしを使えば同じように傷がつきます。洗ったら水気を拭いてから完全に乾かします。ガラス棚は急な温度差で割れることがあるので、冷えたまま熱いお湯をかけないようにしてください。

庫内は上から下へ、最後に必ず水拭き

上の段から下の段へ拭きます。逆にすると、落ちた汚れをもう一度拭くことになります。洗剤を使ったら、必ず水拭きで洗剤を拭き取ります。食品を置く場所なので、成分を残さないのが大事です。庫内に水分が残ると、それ自体が次のカビ臭のもとになります。

乾かしてから戻す

ここを省略しがちですが、乾かす工程が消臭そのものです。扉を数分開けたまま乾かし、パーツが完全に乾いてから戻します。戻すときに中身を整理しておくと、次から汚れが見つけやすくなります。整理の考え方は冷蔵庫の中を散らかさない方法にまとめています。

拭いても取れないときに残っている3か所

ここまでやっても臭う。そのときに残っているのは、たいてい次の3か所です。普通の掃除では手が入らない場所なので、意識して見に行かないと残り続けます。

ドアパッキンの溝

扉のまわりのゴムです。蛇腹状の溝になっていて、食品のかけらや汁がそこにたまります。しかも常に湿っているので、カビ臭の発生源になりやすい場所です。

溝は指では届きません。割り箸に薄い布を巻きつけて、溝に沿って一周させてください。使うのは水かぬるま湯、落ちなければ薄めた中性洗剤で。ドアパッキンもアルコールを避ける対象です(シャープはドア表面・ドアパッキンと庫内を同じお手入れページで扱っており、日立の使用不可リストも冷蔵庫のお手入れ全般に向けて書かれています)。拭いたら乾いた布で水気を取ります。

ここが黒ずんでいる、あるいは硬くなって扉の閉まりが悪い場合は、掃除の範囲を超えています。後述の「掃除では直らないサイン」を見てください。

露受け皿(蒸発皿)と排水口

庫内で発生した結露は、奥の小さな排水口から下へ流れて、本体の下や裏にある受け皿にたまります。ここに食品カスが流れ込むと、強い臭いのもとになります。

ただし、この受け皿を利用者が外せるかどうかは機種によります。シャープのサポートでは、蒸発皿がはずせる機種と、はずせない機種とで案内ページそのものが分かれているくらいです(シャープ・お引っ越し前の準備/蒸発皿がはずせない機種)。はずせない機種は、蒸発皿の水を抜くことができない構造だと説明されています。外せる場合だけ、取扱説明書の手順にしたがって外し、洗って乾かしてください。外せない機種を無理に分解するのは避けます。

庫内の奥にある小さな排水口が詰まっている場合も、綿棒でそっと拭う程度にとどめます。棒状のもので突くと、排水経路を傷めることがあります。

野菜室ケースの下と、まわりのすき間

野菜くずと水分がたまる、定番の場所です。ケースを外すと、その下と側面のレールに乾いた野菜くずが残っていることがよくあります。ここはコバエの発生源にもなりやすいところなので、キッチン全体で気になっているならキッチンのコバエ対策もあわせてどうぞ。

脱臭剤は「置く場所」で効きが変わる

脱臭剤を入れているのに効かない、という声はよく聞きます。効かないのではなく、置き場所が合っていないことがあります。

下段に置く。冷気の吹き出し口の前は避ける

脱臭剤メーカーのライオンケミカルは、冷蔵庫の脱臭剤は下段に置くのが効果的とし、冷気の吹き出し口付近に置くのは避けるよう案内しています。吹き出し口は空気の流れが強く、脱臭成分が押し流されてしまうためです。あわせて、食品に埋もれさせず、空気の流れる位置に置くことも挙げられています(ライオンケミカル「冷蔵庫用脱臭剤の置き場所」)。

こちらは、備長炭と活性炭でニオイを吸着する冷蔵室用の脱臭剤です。有効期間の目安は約3〜5か月(庫内環境によって前後します)。商品説明にも「冷気吹き出し口などの風があたる場合」は有効期間が短くなると書かれていて、置き場所の話とそのままつながります。ゼリー状の炭が小さくなったら交換、という見た目でわかる仕組みなので、「いつ替えるんだったか」を覚えておかなくて済みます。

「早く小さくなる気がする」という場合は、まず置き場所を疑ってみてください。

コーヒーかすや重曹を「置くだけ」でもいいか

コーヒーの出がらしを脱臭剤として再利用する方法は、環境省の情報サイト ecojin でも「捨てずに再利用。抽出後のコーヒー粉で作る脱臭剤」として紹介されています。冷蔵庫や靴箱に使うなら、皿に平らに広げて電子レンジで加熱し、乾かしてからという手順です。重曹を容器に入れて置く方法もよく知られています。

ただし、置くだけの方法は、残った臭いを吸う役割です。汚れが残っていれば追いつきません。順番は拭いてから置く。市販でも手作りでも変わりません。湿ったままだとカビることがあるので、乾かす工程は省かないでください。

掃除の前に置いても、判断を誤るだけ

汚れが残ったまま脱臭剤を置くと、「この脱臭剤は効かない」という印象だけが残ります。実際には脱臭剤が悪いのではなく、吸う量より出る量のほうが多いだけです。買い替えの判断まで狂うので、順番は守ったほうが得です。

氷が臭いときは、冷蔵室ではなく製氷まわり

「冷蔵庫が臭い」と感じるきっかけが、実はだった、というケースがあります。氷は凍る過程でまわりの空気を巻き込むため、冷凍室の臭いを吸ってしまうと言われます。冷蔵室をどれだけ拭いても、氷の臭いは変わりません。

臭う氷はいったん全部捨てて、貯氷ケースと製氷皿を洗い、冷凍室の中も拭きます。新しく作った氷が臭わなければ解決です。冷凍室の整理もあわせてやるなら、冷凍庫を使いやすく整理する方法が参考になります。

なお自動製氷機の給水タンクは洗えますが、給水経路や製氷ユニットの中は機種によって扱いが違います。浄水フィルターの交換時期も含めて、取扱説明書の「お手入れ」を確認してください。自己流で分解しないほうが安全です。

外側とまわりも、意外と臭う

庫内ばかり気にしていると忘れますが、手が触れる外側も汚れています。ドアハンドルには調理中の手の油や食品が付き、天面は上に物を置いているとほこりと油が混ざって固まります。

こちらは、天然由来のアルコールと抗菌成分を配合したキッチン用の除菌クロスです。ドアハンドル・天面・調理台・テーブルの拭き上げに向いた、手のひらサイズのシートタイプ。気づいたときにさっと拭けるので、汚れをためずに済みます。

ただし、庫内とドアパッキンには使いません。前述のとおり、シャープも日立もアルコールを「使わないでください」の側に挙げています。アルコールクロスは庫外専用、と分けて考えるのがこの記事の立場です。商品説明にある「冷蔵庫」も、庫内ではなく外側の拭き上げと読んでください。

臭いが消えるまで、どのくらいかかるか

拭いた直後に無臭になるとは限りません。庫内の樹脂やパッキンに臭いが移っている場合、抜けるまで数日かかることがあります

  • 拭いた直後〜翌日:明らかに弱くなっていれば方向は合っています。様子を見ます
  • 2〜3日たっても変わらない:発生源が残っています。「残っている3か所」に戻ってください
  • 1週間たっても同じ:掃除以外の原因(後述)を疑う段階です

やり直すときは、全部やり直さないこと。前回触っていない場所だけを見ます。同じ場所を二度拭いても、結果は変わりません。

臭いを戻さない、5つの習慣

  • ニオイの強い食品はフタつき容器に:キムチ、漬物、にんにく、カレー。ラップだけだと香りは通ります
  • 詰め込みすぎない:冷気が回らないと、臭いも湿気もその場に留まります
  • こぼしたら、その場で拭く:乾いてからでは倍の手間になります
  • 月に一度、パッキンの溝だけ拭く:全体掃除より、ここだけのほうが効きます
  • 奥の食品を月に一度見直す:忘れられた食品が、いちばん強い臭いのもとです

生ゴミ側の対策もセットにすると、キッチン全体の臭いが落ち着きます。こちらは生ゴミの臭い対策にまとめています。

冷蔵庫では、やってはいけないこと

  • 芳香剤で隠さない:良い香りが食品に移ります。冷蔵庫は「香りを足す」場所ではありません
  • 塩素系漂白剤を庫内で使わない:日立の「使ってはいけないもの」にも入っています。食品を置く場所にも向きません
  • 研磨スポンジ・たわしでこすらない:庫内の樹脂は傷がつくと、そこに汚れが入り込みます
  • 長時間、電源を切ったまま放置しない:食品が傷みます。段ごとに区切って進めます
  • 排水口を棒で突かない:排水経路を傷めると、水漏れにつながります

なお、香りでごまかさずに元を断つという順番は、家の中のこもった臭い全般に当てはまります。玄関まわりで同じ手順を試すなら、下駄箱・玄関の臭い対策もあわせてどうぞ。

掃除では直らないサイン

次のような状態なら、掃除の範囲を超えています。メーカーや購入店に相談する段階です。

  • 庫内に水がたまる、床が濡れる:排水経路の詰まりや部品の不具合が疑われます
  • ドアパッキンが硬くなって、扉が閉まりきらない:すき間から湿気が入り続けるので、掃除では止まりません
  • 掃除しても、数日で同じ臭いが戻る:見えない場所に原因が残っている可能性があります
  • 冷えが弱くなっている:臭いと同時に冷却の不調が出ているなら、機器側の問題です

パッキンは部品として取り寄せられる場合があります。まずは型番を控えて問い合わせてみてください。

筆者の判断基準

この記事を書くにあたって、優先順位はこう置いています。

第一に、メーカーが「使わないでください」と書いているものは書かない。 冷蔵庫の庫内は、買った時点で仕様が決まっている資産です。掃除記事の多数派が重曹とアルコールを勧めていても、作った側が変色・変形の原因として名指ししているなら、こちらが引き下がるのが筋だと考えています。傷は元に戻りませんが、臭いは方法を変えれば取れます。

第二に、場所を絞ってから動く。 臭いの種類を言葉にすると、開ける扉と外すパーツが決まります。全体を拭くのは、絞れなかったときの最後の手段です。この記事で診断表を先頭に置き、全出しを推奨していないのはそのためです。

第三に、脱臭剤は掃除とセットでしか勧めない。 汚れが残ったまま置くと「効かない脱臭剤」という印象だけが残り、次の買い替えの判断まで狂います。順番を守れば安いほうから解決するので、読者にとっても損がありません。

なお、庫内の材質・部品構成・露受け皿の外せる/外せないは機種ごとに異なります。この記事の内容が取扱説明書やメーカーの公式サポートと食い違う場合は、公式が正です。

よくある質問

脱臭剤と消臭剤は違うものですか?

商品名としては混ざって使われていますが、冷蔵庫用として売られているものは庫内のニオイを吸着するタイプが中心です。香りをつけるタイプは冷蔵庫には向きません。「無香」と書かれているかを確認して選んでください。

電源を切って掃除したほうがいいですか?

臭い取りが目的なら、基本は電源を入れたまま、段ごとに区切って進めれば十分です。庫内全体を洗う場合や露受け皿まで外す場合だけ、取扱説明書の手順にしたがって電源を切ります。その際は食品の保冷を先に用意してください。

新品なのに臭うのですが

新しい冷蔵庫では、樹脂や部品そのものの匂いが最初のうち残ることがあります。汚れではないので、掃除しても変わりません。使ううちに弱まることが多いですが、気になる状態が続くならメーカーに相談してください。

参照した公式情報(2026年9月6日確認)

まとめ:臭いの種類を決めてから、1か所だけ片づける

  1. 臭いの種類で発生源を絞る(生臭い/酸っぱい/カビ臭い/香りの移り)
  2. 洗剤は薄めた中性洗剤から。重曹とアルコールはメーカーが避けるよう案内している
  3. 棚とケースは外して洗い、庫内は上から下へ拭いて、必ず水拭きして乾かす
  4. それでも取れなければ、残り3か所(パッキンの溝/露受け皿・排水口/野菜室の下)
  5. 脱臭剤は下段に、冷気の吹き出し口を避けて置く
  6. 2〜3日待って変わらなければ、やり直す場所を変える

拭いても取れないのは、やり方が悪いからではありません。手が届いていない場所が残っているだけです。キッチン全体の掃除を軽くする考え方はキッチン掃除を楽にする方法もあわせてどうぞ。

※価格やレビューは記事作成時点の情報です。最新の内容は各商品ページでご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました