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スマート家電、気にはなるけれど、何がどう便利なのか、いまいちよくわからない。そういう方は多いのではないでしょうか。
調べてみると、最新の高い家電がずらりと並んでいて、どれも「買い替えましょう」という話ばかり。読んでいるうちに、なんだか腰が引けてきます。
その前に、一度、整理させてください。実は、「スマート家電」と「時短家電」は、別物です。そして、今ある家電を、買い替えずにスマート化する方法もあります。ここを分けて考えると、何を選べばいいかが、はっきりします。
時短家電とスマート家電は、効き方が違う
この2つ、よくまとめて語られますが、効くポイントがまったく違います。
時短家電は、「作業そのもの」を代わりにやってくれます。 食洗機が洗い、ロボット掃除機が掃除し、乾燥機が乾かす。人がやっていた作業が、まるごと消えます。
スマート家電は、「操作」を自動化します。 スイッチを入れる、消す、タイマーをかける。操作の手間が、消えます。
どちらも便利ですが、減るものが違います。 時短家電は作業が減り、スマート家電は操作が減る。ここを混同すると、「スマート家電を買ったのに、家事が減らない」ということが起こります。スマート家電は、そもそも作業を減らす道具ではないからです。
だから、選ぶときの基準は1つです。何を減らしたいか。 洗う・掃除するといった作業がつらいなら、時短家電。スイッチの操作や消し忘れがストレスなら、スマート家電。目的が違えば、選ぶものも違います。
スマート化が本当に効くのは、「消し忘れ」と「留守時間」
スマート家電というと、スマホや音声で操作できることが、大きく宣伝されます。でも、正直に言います。スマホで操作できること自体は、そこまで効きません。
考えてみてください。リビングにいるなら、立ってスイッチを押すのと、スマホを開いてアプリで操作するのと、手間はそんなに変わりません。むしろアプリを開くほうが面倒なこともあります。
スマート化が本当に効くのは、あなたが手元にいないときです。
1つは、消し忘れです。出かけたあとで、「アイロン、消したっけ」と不安になる。あの感覚を、スマート化は解消します。外出先から確認できて、つけっぱなしなら遠隔で消せる。この安心は、地味ですが大きいものです。
もう1つは、留守時間の自動化です。帰宅の時間に合わせて、留守のあいだに家電が動いている。共働きの家事の記事でお伝えした「家事を留守時間に動かす」という考え方を、既存の家電でも実現できます。
つまり、スマート化の価値は、その場での操作ではなく、その場にいないときにこそ出るのです。ここを狙って使うと、費用に見合った効果が得られます。
買い替えずに、今ある家電をスマート化する
スマート家電というと、スマート機能つきの新しい家電を買うこと、と思われがちです。でも、そうではありません。
今ある家電に、後付けのデバイスを足すだけで、多くはスマート化できます。高い家電に買い替える前に、まずこちらを試すほうが、費用も手間も、ずっと小さくて済みます。
コンセントに挟むだけ(電源のオンオフ)
1,980円 (税込・2026-07-16時点)
★4.33(レビュー389件)|SwitchBot公式店
SwitchBotのスマートプラグです。レビューは389件・平均4.33。コンセントと家電の間に挟むだけで、その家電の電源を、スマホ・タイマー・音声でオンオフできるようになります。
向いているのは、電源のオンオフだけで用が足りる家電です。照明、扇風機、電気ポット、間接照明、電気毛布など。タイマー機能を使えば、留守中や就寝中に、自動でオンオフできます。消費電力をSwitchBotアプリで確認できるので、節電の把握にも使えます。Alexaに対応し、AppleユーザーはHomeKit経由で、Appleの「ホーム」アプリと連携できます(この場合、SwitchBotアプリを入れずに操作できます)。
そして、買う前に必ず確認してほしいことがあります。コンセントの形です。
この製品は、幅広プラグ(片方の刃が大きいタイプ)で、N極対応のコンセントが必要だと、商品説明に明記されています(プラグ穴の設計はJIS C 8303:2007に適合しています)。古い建物や、一部の延長コードでは、そのままでは挿さらないことがあります。 使いたい場所のコンセントがN極対応かを、先に確認してください。合わない場合は、N極対応の延長コードと併用する方法があります。
なお、これは電源のオンオフだけを制御するものです。温度や風量など、細かい設定が必要な家電には向きません。その場合は、次のリモコン型が向いています。
リモコンを、1つにまとめる(赤外線家電の操作)
エアコンやテレビのように、リモコンで細かく操作する家電は、プラグ式では足りません。電源を入れるだけでなく、温度を変えたり、番組を変えたりする必要があるからです。
3,740円 (税込・2026-07-16時点)
★4.34(レビュー542件)|Life is…
エジソンスマートのマルチスマートリモコンです。レビューは542件・平均4.34。手持ちの赤外線リモコンを学習させて、スマホや音声にまとめられます。 工事も、ハブも、家電の買い替えも要りません。
対象になるのは、赤外線リモコンで操作する家電です。テレビ、エアコン、扇風機、レコーダー、シーリングライト、サーキュレーター、オーディオ、電動カーテンなど。リモコンが増えて、どこに置いたかわからなくなる問題も、これ1台にまとまります。温湿度センサーを内蔵していて、アプリを開かずに操作できるシーンスイッチ機能も、2025年6月のリニューアルで加わっています。
こちらも、買う前に確認してほしいことがあります。 対応するのは、赤外線リモコンがある家電だけです。物理スイッチしかない家電や、Wi-FiやBluetoothでしか動かない機器は、対象外になります。手持ちのリモコンが赤外線式かどうか(リモコンの先端に、黒い発光部があるか)を、先に確かめてください。
効く使い方は、やはり「その場にいないとき」です。帰宅する前に、外からエアコンをつけておく。 寝るときに、「おやすみ」の一声で、複数の家電をまとめて消す(これも消し忘れ対策になります)。ここでも、価値が出るのは留守や就寝という場面です。
時短家電の本命は、別で選ぶ
ここまでは、スマート化、つまり操作の自動化の話でした。
作業そのものを消してくれる時短家電の本命は、食洗機・ロボット掃除機・乾燥機です。これらは、操作ではなく、作業を丸ごと引き受けます。効き方の大きさで言えば、こちらのほうが上です。
ただ、この3つは選び方が奥深く、向く家・向かない家も、はっきり分かれます。それぞれ単独の記事で詳しく検証しているので、導入を考えている方は、食洗機・ロボット掃除機・乾燥機付き洗濯機の各記事を読んでみてください。家事全体のどの段階で家電に頼るかは家事を楽にする4ステップの記事で整理しています。
順番としては、まず作業を減らす時短家電を検討し、そのうえで操作を減らすスマート化を足す、という流れが効率的です。作業が消えれば、そもそも操作する回数も減るからです。
いっぽうで、家電では肩代わりできないのが、手で使う道具の状態です。たとえば包丁は、切れ味が落ちるだけで下ごしらえの時間がじわじわ延びます。研ぐ前にできる使い方の工夫は、包丁の切れ味を保つコツの記事にまとめています。
まとめ|「作業」と「操作」、どちらを減らすかで選ぶ
スマート家電と時短家電について、効き方を分けて整理しました。
- 時短家電は作業を消し、スマート家電は操作を消す。減るものが違う
- スマート化が本当に効くのは、その場にいないとき。消し忘れの確認と、留守時間の自動化
- そして、買い替えなくても、今ある家電を後付けでスマート化できる。電源だけならプラグ式、細かい操作なら赤外線リモコン式
- どちらも、設置の相性(N極対応コンセント/赤外線リモコンの有無)を、先に確認する
まず、消し忘れが不安な家電を1つ、スマート化するところから始めてみてください。外から消せる、というだけで、外出中の心が少し軽くなります。
1,980円 (税込・2026-07-16時点)
★4.33(レビュー389件)|SwitchBot公式店


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